「Amazon公式カードとJCBカードW、結局どちらを選べばいい?」「プライム会員じゃなくてもAmazon Mastercardはお得?」
Amazonでクレジットカードを選ぶ際、還元率の高さだけで選ぶと年会費の回収計算が合わず、実質的に損をするケースがあります。一方で年会費無料にこだわりすぎると、本来得られたはずの還元を取りこぼすことになります。
だからこそ、当編集部では「Amazon還元率」「年会費コスパ」「基本還元率」「ポイント汎用性」の4軸を独自に重み付けし、6枚を100点満点でスコアリングしました。選ぶ基準は「プライム会員かどうか」だけです。この条件が決まれば、最適なカードが1〜2枚に絞れます。
・プライム会員かどうか:会員ならAmazon最大2.0%相当のAmazon Mastercardが候補に入る
以下では各カードがこのスコアになった理由を順に解説します。
結論:プライム会員ならAmazon Mastercard、そうでなければJCBカード

当編集部のスコアリングでは、Amazon MastercardとJCBカードWが同率81.0点で1位・2位となりました。両カードのAmazon還元率が同じ2.0%のため、スコアが拮抗しています。
ここで決め手になるのが、プライム会員かどうかという1点です。
・プライム会員 → Amazon Mastercardが自然な選択(公式カード・永年無料)
・非プライム会員かつ39歳以下 → JCBカードWが有利(Amazon Mastercard 1.5%に対し、JCBカードWはAmazon最大2.0%相当)
・AmazonよりECを分散して使う → リクルートカードが合理的(どこでも1.2%・Amazon専用縛りなし)
3枚目以降は用途が限定的になるため、まず上記3パターンで絞り込んだうえで詳細を確認することをおすすめします。
Amazonにおすすめのカードの評価軸と算出ロジック
スコアは以下の4軸の加重平均(100点満点)で算出しています。
評価軸 | 配点 | 評価基準 |
Amazon還元率 | 40% | 2.5%以上=5点・2.0%=4点・1.2%=3点・1.0%=2点・0.5%以下=1点 |
年会費コスパ | 25% | 永年無料=5点・条件付き無料=4点・〜3,000円=3点・〜10,000円=2点・10,000円超=1点 |
基本還元率 | 20% | 1.5%以上=5点・1.2%=4点・1.0%=3点・0.5%=2点・0.3%以下=1点 |
ポイント汎用性 | 15% | 現金同等・大手EC直接利用=5点・特定サービス限定だが使いやすい=3点・交換先が少ない=2点 |
Amazon還元率を40%と最大にしているのは、同じ2.0%でもプライム会員条件の有無でコスト差が出るためです。年会費コスパを25%と重めにしているのは、年間コストの差が長期で数万円単位に積み上がるためです。
Amazonに向いているカード6枚スコア一覧
順位 | カード名 | 総合スコア | Amazon還元率 | 年会費コスパ | 基本還元率 | ポイント汎用性 |
1位 | Amazon Mastercard | 81.0 | ★4 | ★5 | ★3 | ★4 |
2位 | JCBカードW | 81.0 | ★4 | ★5 | ★3 | ★4 |
3位 | リクルートカード | 77.0 | ★3 | ★5 | ★4 | ★4 |
4位 | 楽天カード | 65.0 | ★2 | ★5 | ★3 | ★4 |
5位 | PayPayカード | 65.0 | ★2 | ★5 | ★3 | ★4 |
6位 | Orico Card THE POINT | 62.0 | ★2 | ★5 | ★3 | ★3 |
各カード詳細
第1位:Amazon Mastercard(総合スコア:81.0)
このカードが1位になった理由は、Amazon最大2.0%(プライム会員時)と永年年会費無料の組み合わせが、スコアリングの上位2軸(Amazon還元率40%・年会費コスパ25%)で両立できている点です。発行元は三井住友カードで、Amazonの公式提携カードとして位置づけられています。年会費は条件なしの永年無料です。
項目 | 内容 |
年会費 | 永年無料 |
Amazon還元率 | 最大2.0%(プライム会員) / 1.5%(非プライム) |
基本還元率 | 1.0% |
ポイント種類 | Amazonポイント |
こんな人には向きません
・非プライム会員かつ39歳以下でJCBカードWに申し込める(Amazon還元率が1.5%に下がるため、JCBカードWのAmazon最大2.0%相当の方が還元率面で有利)
こんな人に向いています
・Amazonプライム会員で月1回以上Amazonを利用する
・カードを1枚に絞ってシンプルに管理したい
・貯めたAmazonポイントをそのままAmazon.co.jpで使いたい
非プライム会員かつ39歳以下の場合、Amazon Mastercardの還元率は1.5%になる一方、JCBカードWはポイントアップ登録後にAmazon.co.jpで最大2.0%相当を狙えます。還元率面ではJCBカードWが有利です。

第2位:JCBカードW(総合スコア:81.0)
このカードが高スコアになった理由は、18〜39歳限定という制約があるにもかかわらず永年年会費無料でAmazon還元率最大2.0%相当を実現しており、「年会費コスパ」評価で満点を取れるためです。39歳までに申し込めば40歳以降も年会費無料のままカードを継続でき、Amazon.co.jpではポイントアップ登録により最大2.0%相当を狙えます。
項目 | 内容 |
年会費 | 永年無料 |
Amazon還元率 | 最大2.0%相当(ポイントアップ登録後) |
基本還元率 | 1.0% |
申込条件 | 18〜39歳限定 |
ポイント種類 | J-POINT |
こんな人には向きません
・40歳以上(申込不可のため対象外。1位のAmazon Mastercardを検討する)
・海外利用が多い(JCBは一部の海外加盟店で利用できないケースがある)
・貯めたポイントをAmazonで即座に充当したい(J-POINTのAmazon直接利用は手続きが必要)
こんな人に向いています
・39歳以下でAmazonを定期的に使う(月1万円利用なら年間2,000円相当・年会費0円の組み合わせが成立)
・プライム会員・非会員にかかわらず年会費ゼロでAmazon最大2.0%相当を狙いたい
・JCBポイントアップ対象店での月間利用額が3,000円以上ある(Amazon以外でも還元が積み上がる)
39歳時点で申し込んでおくと40歳以降も年会費無料のまま継続でき、Amazon.co.jpでは最大2.0%相当の還元を狙えます。40歳の誕生日を過ぎると申込資格が失われるため、申込タイミングに注意が必要です。

第3位:リクルートカード(総合スコア:77.0)
このカードが3位にとどまった理由は、Amazon還元率が1.2%と1位・2位の2.0%に対して0.8ポイント差(月1万円利用で年間960円差)あるためです。ただし「原則どこで使っても1.2%」という安定感が、複数のECを使い分ける方には逆に有利に働きます。Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングを横断利用する場合、1位・2位のAmazon専用優遇より年間トータルの還元効率が高くなるケースがあります。
項目 | 内容 |
年会費 | 永年無料 |
Amazon還元率 | 1.2% |
基本還元率 | 1.2% |
ポイント種類 | リクルートポイント(Ponta交換可) |
こんな人には向きません
・買い物の大半がAmazon(月1万円Amazonのみなら、1位・2位と年間960円の還元差が出る)
・Amazon専用の高還元を重視する人には向きません(なお、リクルートポイントはAmazonアカウントと連携すればAmazon.co.jpで1pt=1円として直接利用可能)
こんな人に向いています
・AmazonとECサイトを横断して使う(楽天・Yahoo!でも1.2%が取れる)
・カードの使い分けを増やしたくない
・ホットペッパービューティーやじゃらんも利用する

第4位:楽天カード(総合スコア:65.0)
このカードのAmazon利用時の還元率は1.0%で、Amazon特化の優遇はありません。スコアが低い主因はAmazon還元率評価(配点40%)で★2しか取れない点です。楽天市場でのポイント倍率が高い設計のため、Amazon利用をメインとするなら上位3枚を先に検討すべきカードです。
こんな人には向きません
・AmazonをメインECとしている(Amazon還元率1.0%は1位・2位の2.0%に対して月1万円で年間1,200円差)
こんな人に向いています
・楽天市場をメインECとして使っており、Amazonは補助的な位置づけ
・楽天ポイントをすでに日常的に使っている

第5位:PayPayカード(総合スコア:65.0)
このカードのAmazon利用時の還元率は1.0%で、楽天カードと同スコアです。PayPay残高へのチャージやPayPayクレジット連携で決済を一元化しやすいメリットがあります。ただしPayPay残高チャージはカード利用特典の付与対象外のため、ポイント還元目的では直接カード払いが前提です。Amazon還元の観点では上位3枚に明確に劣るため、PayPayメインユーザーがAmazon以外の日常利用でポイントを積み上げるサブカードとして使う用途が実態に近いといえます。
こんな人には向きません
・Amazonでの還元率を優先する(1.0%は1位・2位の2.0%より月1万円で年1,200円差)
・すでに別の高還元カードをメインに使っている
こんな人に向いています
・PayPayを日常の主要決済に使っており、カードとの連携で管理を一本化したい
・月間のPayPay利用額が多く、Amazon以外の日常支出でポイントを積み上げたい

第6位:Orico Card THE POINT(総合スコア:62.0)
このカードのスコアが最下位になった理由は、ポイント汎用性評価(配点15%)でも★3にとどまり、他の配点軸でも上位カードに劣るためです。「オリコモール経由でネット通販ポイントアップ」が強みで、オリコモールにはAmazon.co.jpの掲載があります。ただしポイント付与対象は月次で変動する一部カテゴリーに限られるため、対象外カテゴリーや直接購入では基本還元率1.0%にとどまります。
こんな人には向きません
・Amazonでの購入がメイン(オリコモール経由でもポイント対象は一部カテゴリーのみ。対象外購入では還元率1.0%で上位カードに劣る)
・ポイントを幅広い用途で使いたい(交換先が比較的限定される)
こんな人に向いています
・オリコモール対応のネット通販を多く使う
・入会後6ヶ月は還元率が2倍になる期間を活用したい

Amazonに適したクレジットカードのタイプ別分類
利用スタイル | おすすめカード | 根拠 |
プライム会員・月1回以上Amazon利用 | Amazon Mastercard | 永年無料・Amazon最大2.0% |
39歳以下・年会費ゼロ絶対条件 | JCBカードW | 永年無料・Amazon最大2.0%相当・月1万円で最大年2,000円相当 |
複数EC分散利用 | リクルートカード | どこでも1.2%でEC選択の自由度を保てる |
楽天メイン・Amazon補助 | 楽天カード | 楽天経済圏での還元が主目的 |
よくある質問(FAQ)
Q. ポイントアップ登録しないとJCBカードWのAmazon還元率は下がりますか?
登録前はJCBカードWの通常還元相当(1.0%)です。「JCBオリジナルシリーズパートナー」へのポイントアップ登録(無料・MyJCBアプリから完了)後にAmazon.co.jpで最大2.0%相当が適用されます。申込後すぐに登録しておくと良いでしょう。
Q. 非プライム会員がAmazon Mastercardを持つ意味はありますか?
還元率は1.5%になるため、1.0%の汎用カードより月1万円利用で年600円相当の差があります。ただし39歳以下であればJCBカードW(Amazon最大2.0%相当・年会費永年無料)の方が還元率面で有利なため、まずJCBカードWを検討するのが合理的です。
Q. 複数枚の組み合わせはどう考えれば良いですか?
Amazon専用(Amazon MastercardまたはJCBカードW)+汎用高還元(リクルートカード)の2枚体制は、利用場所による使い分けとして有効です。ただし管理コストが増えるため、まず1枚で運用を始めて利用実態が見えてから追加するのが現実的です。
Q. Amazon Mastercardゴールドは比較に入っていないのですか?
Amazon Mastercardゴールドは2021年11月に新規申込を終了しており、現在は取り扱っていません。既存カードは有効期限まで使えますが、新規で申し込むことはできないため本記事の比較対象から除外しています。
まとめ
・プライム会員で月1回以上Amazonを使う → Amazon Mastercard(永年無料・Amazon最大2.0%)が合理的な選択です
・39歳以下で年会費を完全ゼロにしたい → JCBカードW(還元率同率・永年無料・月1万円で年2,000円相当)が有利といえるでしょう
・複数のECを使い分ける → リクルートカード(どこでも1.2%)の方が利用場所を選ばない分、トータルの恩恵が安定します
まず自分が「プライム会員かどうか」の1点を確認してください。これが決まれば、上の表から選択肢が1〜2枚に絞り込めます。
免責事項:本記事は情報の提供のみを目的としており、特定のクレジットカードの勧誘や契約の推奨を行うものではありません。掲載しているポイント還元率・年会費・特典等の情報は記事執筆時点のものであり、カード会社の改定により変更される場合があります。審査の可否はカード会社の裁量により決定されるため、本記事の内容が審査通過を保証するものではありません。ご契約・お申し込みは、必ず各カード会社の公式サイトにて最新情報をご確認の上、お客様ご自身の判断と責任において行っていただきますようお願いいたします。

