「ETCカードってたくさんあるけど結局どれがいいの?」「本カードをどう選べばETCで損しない?」
高速道路を使う機会がある人にとって、ETCカードの選び方は年間数百〜数千円の差につながります。ネット上では「ETCカードはどれも同じ」という声もありますが、ETCカード年会費の有無や本カードの還元率には明確な差があります。
当編集部では「ETCカード年会費コスパ(35%)・本カード還元率(30%)・本カード年会費(25%)・発行利便性(10%)」の4軸で主要7枚の組み合わせを100点満点で独自採点しました。ETCカードは単体では選べず「本カードとのセット」で価値が決まるため、本カードの品質も採点に含めています。
結論:ETCカードは「ETC年会費が無条件無料か条件付き無料か」と「本カードの還元率」で選ぶべき
結論からお伝えすると、ETCカードの選択ポイントは2つです。ETC年会費が無条件無料か・年1回利用などで無料になるかどうかと、本カードでの還元率の高さです。
【このランキングを読む前に確認してほしい条件】:
・高速道路以外でも高還元率を求める人 → 本カード還元率1.2%のリクルートカード(1位)が有力候補
・39歳以下でJCBカードWを持っている、または持ちたい人 → ETC年1回利用で無料になる条件を確認のうえ3位評価
・ガソリン代の節約を最優先にする人 → ENEOSカードC(7位)のガソリン割引に特化する選択肢もあります
・ETC専用の単体カードを探している人 → 本記事ではクレジットカード付帯ETCカードを対象としています(ETCパーソナルカードなどは比較対象外です)
7枚の採点理由と向き不向きを以下で詳しく説明します。
当編集部の採点軸と重みづけ
評価軸 | 配点比率 | 採点の考え方 |
ETCカード年会費コスパ | 35% | ETC年会費が無条件無料か・年1回利用などで無料になる条件があるか |
本カード還元率 | 30% | ETC利用含む全般での還元率の高さ |
本カード年会費 | 25% | 本カード自体が無料か・コスパが高いか |
発行利便性 | 10% | 申込のしやすさ・追加発行のしやすさ・発行スピード |
ETCカードは「年会費コストを抑えられるか」が長期的なコストに直結するため、ETC年会費コスパを最大配点としています。
ETCカード7枚 総合ランキング
※ETCカード年会費は変更になる場合があります。最新情報は各カード会社の公式サイトをご確認ください。
1位:リクルートカード(JCBブランド)(89.0点)
リクルートカードが1位の主な理由は、本カードの還元率1.2%が7枚中最高水準(還元率★5)で、ETCカードの利用にも同じ還元率が適用される点にあります。
ETC年会費については、JCBブランドの場合、新規発行手数料は無料です。ただしETC年会費は1年目無料、2年目以降は前年にETC利用が1回以上ある場合などの条件を満たすと無料となり、条件未達の場合は500円(税別)がかかります。Visa/MastercardブランドはETC年会費無料ですが、新規発行手数料が1,000円(税別)かかります。いずれのブランドも、ETCを年に数回以上使う人であれば実質コストを抑えやすい設計です。
リクルートポイントはPontaポイントへの交換やHot Pepperやじゃらんなどのサービスでそのまま利用が可能で、汎用性があります。
こんな人に向いています:
・高速道路を月1回以上使い、ETC利用でも1.2%還元を受けたい人
・ETC年1回以上利用が見込める場合にETC年会費を抑えたい人
・じゃらん・HOT PEPPERなどリクルート系列のサービスを利用する人
こんな人には向きません:
・楽天ポイントやVポイントなど特定ポイントへの集約を優先する人
・ETC利用がほとんどなく、条件達成が難しい可能性がある人

2位:三井住友カード(NL)(82.0点)
三井住友カード(NL)は本カードはセブン-イレブン・ローソン・マクドナルド等の対象店舗でのスマホタッチ決済で高還元(条件達成で最大87%)という汎用性の高さと、発行利便性★5が評価されています。本カードの年会費は永年無料です。
ETCカードは、前年度にETC利用が1回以上あれば翌年度年会費無料です。利用がない場合のみ550円(税込)がかかります。高速道路を年に数回以上使う人であれば、実質無料で持てる水準です。ETC利用での還元はVポイントが付与されます(200円につき1ポイント相当)。
こんな人に向いています:
・コンビニをよく利用しており、対象店舗での高還元も活用したい人
・三井住友カード(NL)をすでに保有しており、ETCカードを追加したい人
・Visaブランドの汎用性を重視する人
こんな人には向きません:
・高速道路をほとんど使わず、ETC利用がない年が発生しやすい人(未利用時は550円がかかります)
・ETC利用時の還元率を最優先にする人

3位:JCBカードW(77.0点)
JCBカードWは申込年齢が39歳以下に限られますが、本カード年会費無料(★5)・対象店舗での高還元という特徴があります。スタバ・Amazon・セブン-イレブン等の対象店舗では還元率がアップします。
ETCスルーカードは入会初年度無料、2年目以降は前年にETC利用が1回以上ある場合などに無料となります。条件未達の場合は550円(税込)が発生します。ETC利用での基本還元率は200円につきJ-POINT 1ポイント(実質還元率は交換先により変動)です。
こんな人に向いています:
・39歳以下で、ETC年1回以上利用が見込めるなら年会費を抑えられる人
・Amazonやスタバなど対象店舗を頻繁に利用する人
・JCBブランドで利用実績を積み、将来的にJCBの上位カードも検討したい人
こんな人には向きません:
・40歳以上の人(申込不可)
・本カードの利用頻度が低く、ETC専用としてのみ使いたい人

4位:イオンカード(WAON一体型)(70.0点)
イオンカードはETC専用カードの発行手数料・年会費ともに無料で、本カード年会費も永年無料です。還元率はWAON POINT0.5%(イオングループ加盟店1.0%)と中程度で、還元率★3の評価です。
イオン系のスーパーやショッピングモールをよく使う人には、WAONとの組み合わせで家計全体での活用がしやすいカードです。
こんな人に向いています:
・イオングループを普段使いしており、WAON POINTをまとめたい人
・ETC年会費も本カード年会費もゼロにしたい人
・高速道路の利用頻度は低いが、ETCカードを保険として持ちたい人
こんな人には向きません:
・ETC利用での高い還元率を求める人
・イオン系以外の店舗での利用が中心の人

5位:dカード(67.0点)
dカードのETCカードは初年度無料で、2年目以降も前年度にETC利用が1回以上あれば無料です。利用がないと550円(税込)がかかります。dポイント1.0%の還元率が特徴で、ドコモユーザーには携帯料金との合算でポイントが貯まりやすいメリットがあります。
こんな人に向いています:
・ドコモユーザーでdポイントを集約したい人
・dカードをすでに保有しており、ETCカードを追加したい人
・ETC利用が年1回以上見込める人(翌年度年会費無料が維持できます)
こんな人には向きません:
・ドコモ契約がなく、dポイントの利用先が少ない人
・ETC利用がほとんどなく、未利用時550円の発生リスクがある人

6位:楽天カード(65.0点)
楽天カードはETC年会費550円(楽天ETCカード)がかかりますが、本カードでの楽天ポイント1.0%還元と楽天市場での高倍率ポイントが強みです。楽天経済圏を活用している人には、ETC利用でも楽天ポイントが貯まる点にメリットがあります。なお、楽天PointClubのプラチナ会員以上、または楽天ゴールドカード以上を保有している場合はETC年会費が無料になります。
こんな人に向いています:
・楽天経済圏のヘビーユーザーで、楽天ポイントに集約したい人
・楽天カードをすでに保有しており、ETCカードを追加したい人
こんな人には向きません:
・無料条件を満たせず、ETC年会費550円の負担を避けたい人
・楽天ポイント以外に集約したい人

7位:ENEOSカードC(55.0点)
ENEOSカードCは毎月のカード利用金額に応じてENEOSでのガソリン・軽油が最大7円/L引きになります(入会後当月・翌月は2円/L引き)。ETCカードも年会費無料で発行できます。一方、本カードの年会費1,375円(税込)やENEOS以外での還元率が低い点から、汎用性では他カードに劣ります。
こんな人に向いています:
・ENEOSを週1回以上給油で使い、ガソリン代節約を最優先にする人
・高速道路とガソリン代をセットで節約したい人
こんな人には向きません:
・ENEOS以外を普段使うする人
・本カードの汎用性(還元率・付帯特典)を重視する人

タイプ別おすすめの選び方
あなたのタイプ | おすすめ |
本カード還元率を重視しつつETC年会費も抑えたい | リクルートカード(JCBブランド)(ETC年1回利用で実質無料の条件あり) |
コンビニ高還元とETCを両立したい | 三井住友カード(NL)(ETC年1回利用で無料) |
39歳以下でETC付きカードを探している | JCBカードW(ETC年1回利用などで無料の条件あり) |
楽天経済圏ユーザー | 楽天カード(ETC550円の負担を許容できれば) |
ガソリン代節約が最優先 | ENEOSカードC |
よくある質問(FAQ)
Q. ETCカードは本カードと別に発行が必要ですか?
A. はい、クレジットカード付帯のETCカードは、本カードを申し込んだ後に別途ETCカードの申し込みが必要です。発行まで1〜2週間程度が目安とされています。
Q. ETCカードの年会費はいつかかりますか?
A. カードによって異なりますが、「初年度無料・翌年以降は年1回以上の利用で無料」というケースが多いです。利用がない年に550円がかかる設計のカードも複数あります。最新条件は各カード会社の公式サイトをご確認ください。
Q. ETCカードを複数枚持つことはできますか?
A. 原則として1枚のメインカードに対してETCカードを1枚発行できるのが基本です。複数のETCカードが必要な場合は、本カードを複数枚持つ必要があります。
Q. ETCカードを使うとポイントは貯まりますか?
A. 一般的にクレジットカード付帯ETCカードでは、ETC利用額に応じてポイントが付与されます。ただし、一部のカードでETC利用がポイント対象外となるケースもあるため、申し込み前に確認することをおすすめします。
まとめ
・本カード還元率1.2%を重視しつつETC年会費も抑えたいなら、リクルートカード(JCBブランド)(1位 89.0点)が有力候補です(ETC利用が年1回以上ある前提でコストを抑えやすい設計)。
・コンビニ高還元とETCの両立を求めるなら、三井住友カード(NL)(2位 82.0点)がETC年1回利用で年会費無料となり、実用的な選択肢です。
・39歳以下ならJCBカードW(3位 77.0点)もETC年1回利用で年会費を抑えられる有力な選択肢です。
まずは「現在のメインクレジットカードは何か」を確認し、そのカードのETCオプションを確認するのが現実的な入口といえるでしょう。
免責事項:本記事は情報の提供のみを目的としており、特定のクレジットカードの勧誘や契約の推奨を行うものではありません。掲載しているポイント還元率・年会費・特典等の情報は記事執筆時点のものであり、カード会社の改定により変更される場合があります。審査の可否はカード会社の裁量により決定されるため、本記事の内容が審査通過を保証するものではありません。ご契約・お申し込みは、必ず各カード会社の公式サイトにて最新情報をご確認の上、お客様ご自身の判断と責任において行っていただきますようお願いいたします。

