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クレジットカードのキャッシングとは?現金の引き出し方・金利・返済の注意点
ローン・クレジット公開日: 2026/06/12

クレジットカードのキャッシングとは?現金の引き出し方・金利・返済の注意点

この記事の執筆・監修

クレジットカードのキャッシングは、ATMなどから現金を借りられる機能です。急な出費で手元の現金が足りないときに使えますが、利用した時点から利息が発生し、金利は年15〜18%程度と決して低くありません。この記事では、キャッシングの仕組みとショッピング枠との違い、現金の引き出し方法、金利と返済、利用前に知っておきたい注意点を解説します。


編集部の結論:金利15〜18%・「少額×短期返済」が鉄則

キャッシングはATMから現金を借りられる便利な機能ですが、編集部の見解として、利用した日から金利15〜18%の利息が発生する高コストの借入で、必要最小限の金額を短期間で返済することが必須です。

  • 金利水準:年15〜18%が一般的(リボ払いと同程度かやや高い)
  • 利息計算:借入額×実質年率÷365×利用日数(5万円×18%×30日=約740円)
  • 返済方式の選択:一括返済が原則。リボにすると返済長期化で利息が膨らむ
  • 使わない選択肢:キャッシング枠は申込時0円に設定可能。借入予定がなければ枠を付けない

以下では、キャッシングの仕組み、ショッピング枠との違い、引き出し方法、返済方法、海外でのキャッシング、利用前の注意点まで詳しく解説します。


クレジットカードのキャッシングとは

キャッシングとは、クレジットカードに付いている「現金を借りられる機能」のことです。コンビニや銀行のATM、または口座への振込によって、設定された「キャッシング枠」の範囲内で現金を借りられます。

クレジットカードには、買い物に使う「ショッピング枠」とは別に「キャッシング枠」があり、申し込み時や審査によって上限額が決まります。キャッシングを利用すると、その借入額に対して利用した日から利息がかかり、後日、利息を上乗せして返済します。

買い物の支払いを後払いするショッピングとは異なり、キャッシングは「お金を借りる」サービスです。借入である以上、利息という形でコストがかかる点を理解しておくことが大切です。


キャッシング枠とショッピング枠の違い

クレジットカードの利用枠は、「ショッピング枠」と「キャッシング枠」の2つに分かれています。混同しやすいので、違いを整理します。

項目

キャッシング枠

ショッピング枠

用途

ATM・振込で現金を借りる

店舗・ネットで買い物の支払い

コスト

利用日から利息が発生(年15〜18%程度)

1回払いなら手数料無料が一般的

性質

借入(お金を借りる)

後払い(代金を立て替えてもらう)

表の通り、ショッピング枠の1回払いは手数料がかからないのが一般的ですが、キャッシングは借りた時点から利息がかかります。なお、キャッシング枠はショッピング枠の内側に設定されることが多く、キャッシングを使うとその分ショッピングに使える額が減る場合があります。利用可能枠の仕組みは、クレジットカードの限度額の解説もあわせてご確認ください。

キャッシングは「カードローン」と似ていますが、カードローンは借入専用のサービスで、一般にキャッシングより限度額が大きいなどの違いがあります。クレジットカードのキャッシングは、あくまでカードに付帯した借入機能という位置づけです。


キャッシングで現金を引き出す方法

キャッシングの利用方法は、主にATMからの引き出しと、口座への振込キャッシングの2つです。

国内ATMで引き出す手順

コンビニや銀行のATMでキャッシングを使う場合の流れは、次のとおりです。

1. ATMにクレジットカードを入れる
2. 取引メニューから「お引き出し」や「キャッシング」を選ぶ
3. 暗証番号を入力する
4. 借りたい金額を入力する
5. 現金と明細を受け取る

操作はキャッシュカードでの引き出しと似ていますが、選ぶメニューが「キャッシング(クレジット)」である点が異なります。返済方法(一括かリボか)を選べるATMもあります。

振込キャッシング・アプリからの借入

ATMに行かなくても、カード会社のアプリや会員サイトから手続きして、自分の銀行口座へ振り込んでもらえる「振込キャッシング」に対応したカードもあります。手元にカードがなくても操作でき、ATMの利用明細が残らない点を利点とする方もいます。対応の有無はカード会社によって異なります。


キャッシングの金利と利息の計算方法

キャッシングの金利(実質年率)は、年15.0〜18.0%程度に設定されているカードが多くなっています。これは買い物のリボ払いの手数料率と同程度か、やや高い水準です。

利息は、次の式で計算します。

利息=借入額 × 実質年率 ÷ 365日 × 利用日数

たとえば、年率18.0%で5万円を30日間借りた場合の利息は、「50,000円 × 0.18 ÷ 365 × 30=約740円」です。借入額が大きいほど、また借りている期間が長いほど利息は増えます。逆に言えば、少額を短期間で返せば利息は小さく抑えられます。

キャッシングの利息は利用した日から日割りで発生するため、「早く返すほど利息が減る」のが基本です。返済を先延ばしにするほどコストが膨らむ点に注意が必要です。


キャッシングの返済方法

キャッシングの返済は、ショッピング利用分と同じ口座から引き落とされるのが一般的です。返済方式には、大きく「一括返済」と「リボ払い(分割)」があります。

一括返済は、借りた額と利息を次回の引き落とし日にまとめて返す方法で、利息を最小限に抑えられます。リボ払いは毎月一定額ずつ返す方法で、月々の負担は軽くなりますが、返済期間が長引くほど利息の総額が増えます。

多くのカードでは、口座引き落としとは別に、ATMや振込で繰上返済(追加返済)ができます。手元に余裕ができたときに繰上返済をすると、その分だけ利息を減らせます。リボ払いを選んだ場合でも、繰上返済を活用すると総返済額を抑えられます。返済が遅れると遅延損害金が発生し、信用情報にも影響するため、返済日と金額は事前に確認しておくことが大切です。支払いが遅れた場合の影響は、クレジットカードの支払い遅れの解説で扱っています。


海外でのキャッシング

キャッシングは海外でも利用でき、現地のATMから現地通貨を引き出せます。両替所で日本円を外貨に替えるよりも、海外キャッシングのほうがレートの面で有利になる場合があります。

ただし、海外キャッシングの返済は一括払いが基本で、カードによっては帰国後にあとからリボ払いへ変更できる場合もあります。利息は国内と同様に利用日から発生するため、帰国後に早めに繰上返済をすると利息を抑えられます。海外でのATM利用や両替との比較については、海外キャッシングの解説で詳しく取り上げます。


キャッシングを使う前の注意点

キャッシングは便利な反面、借入であることを踏まえて計画的に使う必要があります。利用前に次の点を確認しておくと、後悔を防げます。

利用した時点から利息が発生する:ショッピングの1回払いと違い、キャッシングは借りた日から利息がかかります。「少しだけ」のつもりでも、返済が長引けばコストは膨らみます。

借りすぎを防ぐ:キャッシング枠の範囲内なら繰り返し借りられるため、感覚的に使うと借入残高が膨らみやすくなります。返済できる範囲を超えて借りないことが基本です。

信用情報・審査への影響:キャッシングの利用残高は信用情報に記録され、他のカードやローンの審査の際に考慮されることがあります。残高が多いと、新規のカード審査などで不利になる場合があります。なお、キャッシング枠は必ず付けなければならないものではなく、申し込み時に0円(ショッピング専用)にすることもできます。借入予定がなければ、枠を付けない選択も可能です。

利息を抑える使い方:どうしても使う場合は、必要最小限の金額を、できるだけ短期間で返すのが利息を抑えるコツです。繰上返済を組み合わせると、総返済額をさらに減らせます。


よくある質問(FAQ)

Q. キャッシングとリボ払いは何が違いますか?

キャッシングは「現金を借りる機能」、リボ払いは「支払い(または返済)を毎月一定額にする方式」です。キャッシングの返済方法としてリボ払いを選ぶこともできます。つまり両者は別の概念で、キャッシングを使ったうえで、その返済をリボにするという関係になります。いずれも利息・手数料がかかる点は共通です。

Q. キャッシング枠は付けないこともできますか?

できます。クレジットカードの申し込み時に、キャッシング枠を0円(付けない)に設定することが可能です。借入の予定がなければ、ショッピング専用にしておくと使いすぎの心配がありません。後から必要になった場合は、審査のうえで枠を追加することもできます。

Q. キャッシングを使うと審査に影響しますか?

キャッシングの利用残高は信用情報に記録されるため、残高が多い状態だと、他のクレジットカードやローンの審査で考慮されることがあります。返済を遅れなく続けていれば、利用自体がただちに問題になるわけではありませんが、借入残高が大きいほど審査では不利に働く傾向があります。


免責事項:本記事は情報の提供のみを目的としており、特定のクレジットカードの勧誘や契約、借入の推奨を行うものではありません。掲載している金利・手数料・サービス内容等の情報は記事執筆時点のものであり、カード会社の改定により変更される場合があります。借入の可否や条件はカード会社の審査により決定されます。ご利用・お申し込みは、必ず各カード会社の公式サイトにて最新情報をご確認の上、お客様ご自身の判断と責任において行っていただきますようお願いいたします。