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中国でクレジットカードは使える?キャッシュレス事情と旅行前に用意すべき決済手段
ローン・クレジット公開日: 2026/07/10

中国でクレジットカードは使える?キャッシュレス事情と旅行前に用意すべき決済手段

この記事の執筆・監修

中国は世界有数のキャッシュレス社会で、AlipayやWeChat Payが街のあらゆる店舗で使われています。ただしクレジットカードの普及率は日本や欧米より低く、Visa/Mastercard/JCBがそのまま使える場所は限られます。この記事では、中国のキャッシュレス事情、旅行時に用意すべき決済手段、銀聯カードとの使い分け、Alipay/WeChat Payの登録方法までを整理します。


編集部の結論:Alipay/WeChat Pay+JCB/銀聯カードの併用が最適

編集部の見解として、中国旅行では「Alipay/WeChat Payに国際ブランドカードを登録+現地で使える銀聯カード」の組み合わせが最も安心です。VISA/Mastercard/JCBを直接使える場所は都市部の高級店に限られるため、QR決済への切り替えが必要になります。

決済手段

普及度

使える場所

Alipay(支付宝)

ほぼ全店舗

WeChat Pay(微信支付)

ほぼ全店舗

銀聯(UnionPay)カード

広く対応・ATMも可

VISA/Mastercard

都市部の高級店・大手ホテル

JCB

日系ホテル・観光地・銀聯加盟店

American Express

都市部の高級店

現金(人民元)

受付拒否の店舗も存在

  • Alipay/WeChat Payは事前設定必須:日本の空港Wi-Fiのある間にセットアップ
  • 2023年7月から国際ブランドカード登録可能:Visa/Master/JCB/Amex等の登録が可能に
  • 銀聯カードは1枚あると安心:三井住友・MUFG・楽天等で発行可能
  • JCBは都市部限定で使える:銀聯ネットワークとの連携で意外と使える
  • 海外事務手数料は1.6〜2.2%程度:1回の決済で数百円〜数千円の上乗せ

中国のキャッシュレス事情

QR決済(Alipay/WeChat Pay)が主流

中国は日本や欧米と異なり、クレジットカード決済を飛び越えてQR決済が普及した特殊な決済社会です。屋台・タクシー・地下鉄・自販機・観光地の売店まで、Alipay(支付宝)またはWeChat Pay(微信支付)のQRコードが提示されていることが当たり前です。現金や国際ブランドカードを出しても「対応できない」と断られる店舗も少なくありません。

クレジットカードの普及率は低め

中国のクレジットカード普及率は日本や欧米よりも低い水準です。デビットカード(借記卡)の方が普及しており、クレジットカードは高所得層・大都市住民が中心の利用です。旅行者がクレジットカードだけで乗り切ろうとすると、使えない店舗で困る場面が頻繁に発生します。

銀聯(UnionPay)が国内最大のカードネットワーク

中国国内で発行されるクレジットカード・デビットカードの大半は銀聯(UnionPay)ネットワークに接続されています。銀聯は日本のカード会社(三井住友・MUFG・楽天等)からも銀聯カードとして発行されており、日本発行の銀聯カードでも中国内で問題なく使えます。


Alipay/WeChat Payの旅行者向けセットアップ

Alipay(支付宝)Tour Passの登録

Alipayは2023年7月から、海外発行の国際ブランドカード(Visa/Mastercard/JCB/American Express等)の直接登録に対応しました。日本のスマートフォンでAlipayアプリをインストール→パスポート情報登録→クレカ登録の順で設定します。日本のクレカから人民元で決済でき、事務手数料が上乗せされます。

WeChat Pay(微信支付)の登録

WeChat PayもAlipay同様に海外発行カードの登録に対応しています。WeChatアプリをインストール→本人確認→カード登録の順で設定します。中国国内ではAlipayとWeChat Payの両方が対応している店舗が多いですが、稀に片方しか対応していない店舗もあるため両方セットしておくと安心です。

使い方の基本

店舗のQRコードをアプリで読み取る「スキャン支払い」と、自分のアプリのQRコードを店員に見せる「バーコード支払い」の2種類があります。屋台や小規模店は前者、コンビニやスーパーは後者が多い印象です。慣れれば数秒で決済完了します。

注意点

  • 初回登録時に本人確認(パスポート等)が必要
  • 1回あたりの利用上限額あり
  • 中国国内のWi-Fi・データ通信が必要
  • VPN経由での接続では正常に動作しないことがある

銀聯カードを持つメリット

ATMでの現金引き出しに強い

中国のATMは銀聯ネットワークへの対応が最も広く、日本発行の銀聯カードでもATMで人民元を引き出せます。VISA/Mastercardでも一部ATMで引き出せますが、対応台数は銀聯より大幅に少なく、地方都市では見つけにくくなります。

加盟店の広さ

銀聯は中国国内のほぼすべてのカード決済加盟店で使えます。VISA/Mastercard/JCBが使えない店舗でも銀聯なら使えるケースが多く、いざという時の安心感が違います。

日本での発行が可能

三井住友カード・三菱UFJ銀行・楽天銀行等、日本の金融機関からも銀聯カードが発行されています。年会費は無料〜数千円程度、既存クレカに銀聯を追加できるカード会社もあります。中国旅行の頻度が高い方は1枚持っておくと便利です。

デビットカードでの対応

クレジットの銀聯以外にも、銀聯デビットカード(住信SBIネット銀行等)があります。クレジット枠のリスクを避けたい方はデビット型を選ぶのも選択肢です。


Visa/Mastercard/JCB/Amexの中国での使い勝手

Visa/Mastercard

Visa/Mastercardは、上海・北京・広州等の都市部の高級ホテル・大手デパート・空港・外資系レストランで使えます。地方都市・観光地の中小店舗ではほとんど使えないため、これ1枚だけで旅行するのは避けたい水準です。

JCB

JCBは中国国内で銀聯ネットワークと提携しており、実は Visa/Master より使える場所が広い場面もあります。特に日系ホテル・観光地・免税店で優遇されており、JCBだけで海外旅行保険や空港ラウンジサービスが付帯するカードもあります。

American Express

Amexは都市部の高級ホテル・空港ラウンジ・免税店で使えます。加盟店数はVisa/Mastercardより少ないですが、ステータス系決済としては使い勝手が良い場所も多いです。

海外事務手数料の目安

クレジットカード各社の海外事務手数料は、Visa/Master/JCBで1.6〜2.2%、Amexで2.0%程度が目安です。1回の決済で数百円〜数千円が上乗せされる計算です。手数料が低いカードを選ぶことで、旅行総額の削減につながります。


中国旅行前に用意しておく決済手段

基本の組み合わせ(推奨)

  • Alipay+WeChat Payを日本で登録・国際ブランドカード紐づけ
  • 銀聯カード1枚(日本発行でOK)
  • Visa/JCBのメインカード(ホテル・高級店用)
  • 現金は少額(1万円〜3万円分程度)

ミニマル構成

荷物や管理項目を最小にしたい場合、Alipay+WeChat Pay+VISA1枚でも回せますが、キャッシュレス決済ができないシーン(古い屋台等)に遭遇した時のリスクがあります。銀聯カードか少額の人民元を必ず持つのが安全策です。

両替はどこでするか

日本国内での事前両替は空港両替所より、外貨両替専門店の方がレートが良い傾向です。中国国内の銀行ATMで銀聯カードで引き出す方法もレートが良いですが、手数料は都度発生します。数万円分は日本で両替、追加が必要になったら現地ATMという使い分けが一般的です。


台湾・香港との違い

台湾はVisa/Master/JCBが広く使える

台湾は中国本土とは決済事情が大きく異なり、Visa/Master/JCBが日本並みに広く使えます。悠遊カード(Easy Card)というICカードも交通機関で普及していますが、Alipay/WeChat Payが必須ではないため、日本の感覚でクレカ主体で回せます。

香港もクレカが広く使える

香港はさらに国際色が強く、Visa/Master/JCB/Amexが広範囲で使えます。Octopusカード(交通系IC)や現金の重要度は残っていますが、キャッシュレス決済の中心はクレカです。

マカオも似た傾向

マカオは香港と似た決済事情で、クレカが広く使えます。カジノ・高級ホテルでのAmexの通用度も高く、日本人観光客にはクレカだけで回しやすい地域です。


よくある質問(FAQ)

Q. 中国旅行にクレジットカード1枚だけで大丈夫ですか?

Visa/Master/JCBが使える場所は都市部の高級店に限られるため、クレカ1枚だけでは屋台・タクシー・地下鉄等で困る可能性が高いです。Alipay/WeChat Payを事前設定して、Visa/Master/JCB以外の決済手段を用意するのが安全です。

Q. JCBは中国で使えますか?

都市部の日系ホテル・観光地・銀聯加盟店で使えます。実はJCBは銀聯ネットワークとの提携により、Visa/Masterと同等以上に使える場面もあります。地方都市や小規模店では使えないことが多いです。

Q. Alipayに日本のクレカを登録するのは安全ですか?

Alipayは中国最大のQR決済サービスで、Alibabaグループが運営しています。海外発行カードの登録も公式に対応しており、多くの日本人観光客が問題なく利用しています。ただし、公共Wi-Fiでの初回登録は避け、モバイル回線やホテルの安全なWi-Fi経由で設定するのが安全です。

Q. 銀聯カードは日本で作れますか?

作れます。三井住友カード・三菱UFJ銀行・楽天銀行など、複数の金融機関が銀聯カードを発行しています。年会費無料のカードや、既存クレカに銀聯を追加できるオプションもあります。中国旅行の頻度が高い方は1枚持っておくと便利です。

Q. 中国国内のATMで日本のクレカで現金を引き出せますか?

銀聯ネットワーク対応のATMなら、日本発行の銀聯カード・銀聯デビットで人民元を引き出せます。Visa/Masterでも一部ATMで引き出せますが、対応台数は銀聯より少なく、都市部でも探すのに時間がかかることがあります。

Q. Alipay/WeChat Payが登録できない場合はどうすればいいですか?

カード会社側で海外QR決済の制限がある場合や、Alipay/WeChat Pay側で該当カードが対応外の場合があります。他のカードを試すか、銀聯カード・現金の割合を増やすのが対処法です。

Q. 中国で日本のQUICPay/iDは使えますか?

使えません。QUICPay/iDは日本国内向けの決済方式で、中国国内では対応加盟店が基本的にありません。Alipay/WeChat Payに切り替える必要があります。


免責事項:本記事は情報の提供のみを目的としており、特定のクレジットカード・サービスの推奨や、勧誘を目的としたものではありません。掲載している加盟店・決済状況・手数料は2026年7月時点の一般的なものであり、各社の規約改定・現地事情により変更される場合があります。中国国内の決済事情は都市・店舗により大きく異なるため、旅行前に最新情報をご確認ください。ご対応は必ずご自身のご判断と責任において行っていただきますようお願いいたします。