お中元・お歳暮・冠婚葬祭のお祝いに商品券を用意したい時、クレジットカード払いで買えると便利です。ただし多くのお店では、換金性が高い商品券・金券のクレカ購入は制限されています。この記事では、どの店で買えるか、購入時のポイント付与、現金化目的の購入リスク、代替手段までを整理します。
編集部の結論:商品券のクレカ購入は原則不可、百貨店の自社商品券が例外
編集部の見解として、クレジットカードで商品券・金券を購入するのは原則できません。ただし高島屋・大丸松坂屋・三越伊勢丹などの百貨店では、自社商品券に限り自社カードで購入できるケースがあります。ポイントは対象外になることがほとんどです。
種類 | クレカ購入可否 | 備考 |
|---|---|---|
百貨店の自社商品券(高島屋・大丸等) | △ | 自社カードなら可のケースあり |
JCBギフトカード・VJAギフト | × | クレカ購入不可 |
QUOカード・図書カード | × | コンビニでも現金のみ |
Amazonギフト券・楽天ギフト | ◯ | 公式サイトでクレカ購入可 |
切手・印紙 | × | 郵便局は現金のみ |
金券ショップの商品券 | × | 金券ショップは現金決済 |
- 換金性が高い商品はクレカ購入NGが原則:現金化リスクとして各社規制
- 百貨店の自社商品券だけ例外的に可:高島屋カード等の自社カード限定が多い
- ポイントは対象外になるのが基本:「実質金融サービス」扱い
- Amazonギフト・楽天ギフトは公式サイトで購入可:通販でのプレゼントなら選択肢
- 現金化目的での購入はカード停止リスク:大量購入は不審行為判定
なぜクレジットカードで商品券は買えないのか?
換金性が高いため「現金化」のリスクがある
商品券・金券は、金券ショップに持ち込めば9割程度の現金に換金できます。クレジットカードは「後払いで買い物をする権利」であって、現金化する仕組みではありません。商品券のクレカ購入を許可すると、実質的にキャッシング枠を使わずに現金を引き出せてしまい、カード会社のリスク管理の観点から制限されています。
加盟店規約で禁止されている
Visa・Mastercard・JCB・American Express等の主要国際ブランドの加盟店規約で、換金性の高い商品(商品券・金券・切手・印紙・宝くじ・馬券等)のクレカ決済は原則禁止されています。加盟店側もこの規約を守る必要があるため、多くの店舗ではレジで断られます。
ギフト目的の需要にどう応えるか
一方で「お祝いにギフト券を贈りたい」という日常的な需要があります。このニーズに応えるため、一部の百貨店は自社商品券に限り自社発行カードでの購入を認めています。加盟店規約上のグレーゾーンで、各百貨店とカード会社の個別合意で運用されているのが実態です。
クレカで商品券が買える主な店舗
百貨店の自社商品券
以下の主要百貨店では、自社商品券を自社カード(百貨店カード)で購入できるケースがあります。詳細は各店舗のギフト券販売コーナーで確認するのが確実です。
- 高島屋(高島屋カードでの購入可)
- 大丸松坂屋(大丸松坂屋カードでの購入可)
- 三越伊勢丹(三越伊勢丹カードでの購入可)
- 阪急阪神百貨店(ペルソナカード等での購入可)
他社の一般クレカでは可否が異なる
百貨店の自社商品券であっても、他社のクレカ(楽天カード・三井住友カード等)では購入できない、または一部制限があるケースが一般的です。高島屋なら高島屋カード、大丸なら大丸カードという「自社カード限定」の運用が主流です。
Amazonギフト券・楽天ギフト
Amazon公式サイト内でAmazonギフト券をクレカで購入することは可能です。楽天ギフトカード等も、楽天市場内でクレカで購入できます。物理カード型・Eメールタイプ・印刷タイプなどが選べ、プレゼント用途に向いています。
ふるさと納税の商品券・カタログギフト
ふるさと納税のポータルサイト(さとふる・楽天ふるさと納税等)を通じて、返礼品として商品券・カタログギフトを受け取ることは可能です。この場合、実質的にはクレカで商品券相当のものを購入している形になり、所得税・住民税の控除も受けられます。
買えない主な商品券・金券類
共通ギフトカード
- JCBギフトカード
- VJAギフトカード(旧UCギフトカード)
- UCギフトカード(現行)
- American Expressギフトカード
これらは主要な発行元の店舗でも、クレジットカード決済は原則不可です。
プリペイド型ギフト
- QUOカード
- 図書カード
- おこめ券
- ビール券
コンビニ・書店・スーパーで販売されている物理カード型のギフトも、多くの場合現金決済のみに限定されています。
切手・印紙
郵便局での切手・収入印紙の購入は、原則現金決済のみです。「郵便料金の分割払いをカードで」という需要は認められておらず、これはカード決済導入自体が制限されている項目です。
金券ショップ・チケットショップ
金券ショップは基本的に現金決済のみです。クレカ対応の店舗もありますが、商品券・金券・チケット類は換金性が高いため、クレカ購入対象外になっているのが一般的です。
商品券購入時のポイント付与
基本はポイント対象外
百貨店の自社商品券をクレカで購入できたとしても、その購入分は多くの場合ポイント付与対象外になります。これはカード会社の規約で「換金性の高い商品はポイント付与対象外」と定めているためです。
百貨店独自のポイントは付くケースあり
百貨店側の独自ポイント(高島屋カード会員ポイント等)は、商品券購入分でも付与される場合があります。カード会社のポイントとは別枠で判定されるためです。
Amazonギフト券は通常決済扱い
Amazon公式サイトでのAmazonギフト券購入は、多くのカード会社で通常決済扱いになり、ポイント付与対象です。ただしAmazon自体のポイントアップ対象からは外れることがあり、詳しくは各カード会社の規約を確認する必要があります。
現金化目的で購入する時のリスク
カード停止・強制解約のリスク
「クレカで商品券を大量購入し、金券ショップで現金化する」行為は、カード会社の利用規約違反にあたります。カード会社は不審行為を検知するシステムを持っており、繰り返すとカード停止や強制解約の対象になります。
信用情報への影響
強制解約されると、信用情報機関(CIC・JICC)に「解約(強制)」の記録が残ります。この記録は5年間残り、その間、他のクレカ・ローンの審査に大きく影響します。
加盟店側も罰則対象
加盟店(商品券販売店側)が現金化目的の売買を助長すると、加盟店側もカード会社との契約解除の対象になります。そのため、多くの店舗が商品券のクレカ購入自体を断る運用にしています。
資金繰りに困った時の代替案
本当に現金が必要な場合、以下のような代替手段があります。
- カードのキャッシング枠を利用(利息はかかるが正当な手段)
- 銀行カードローン
- 公的貸付制度(生活福祉資金貸付等)
- 各種給付金・支援制度への相談
贈答用途で商品券をクレカで買いたい時の選択肢

Amazonギフト券・楽天ギフト
ネットショッピング用ギフト券は、クレカで公式サイトから購入できます。物理カード型・Eメール送信タイプ・印刷タイプ等、贈答スタイルに応じて選べます。
百貨店の自社商品券(自社カード必須)
高島屋・大丸・三越等の商品券を贈答したい場合、まず対象店の自社カード発行が必要になります。年会費無料の自社カード(高島屋カード等)を作れば、次回以降の商品券購入がスムーズになります。
カタログギフト
Ringbell・大丸松坂屋のカタログギフト等は、多くの店舗でクレカ購入可能です。「金券ではなくカタログを介した商品購入権」というポジションで、換金性が低いためです。
電子ギフト(Amazon・Uber Eats・Netflix等)
Amazon・Uber Eats・Netflix・Starbucks等のデジタルギフトは、各サービス公式サイトでクレカ購入可能です。相手にEメールやLINEで送れる点も便利で、贈答用途としては商品券より現代的な選択肢です。
よくある質問(FAQ)
Q. クレジットカードで商品券は買えますか?
原則買えません。商品券・金券は換金性が高いため、多くの店舗でクレカ決済対象外になっています。ただし、高島屋・大丸・三越等の百貨店では、自社商品券に限り自社カードで購入できるケースがあります。
Q. なぜ商品券はクレカで買えないのですか?
商品券は金券ショップで9割程度の現金に換金できるため、実質的にキャッシング枠を使わずに現金化する手段になってしまいます。カード会社のリスク管理と加盟店規約により制限されています。
Q. 高島屋の商品券をクレカで買うにはどうすればいいですか?
高島屋の商品券は、高島屋カード(自社発行のクレカ)を持っていれば購入できるケースが多いです。他社のクレカ(楽天カード等)では原則購入できません。詳細はギフト券売り場で最新の条件を確認してください。
Q. 商品券購入分にポイントは付きますか?
基本的にポイント対象外です。カード会社の規約で「換金性の高い商品はポイント付与対象外」と定められているためです。ただし百貨店独自の会員ポイント(高島屋カード会員ポイント等)は付くことがあります。
Q. Amazonギフト券もクレカで買えないのですか?
買えます。Amazonギフト券は、Amazon公式サイト内でクレジットカードで購入可能です。物理カード型・Eメール送信タイプ等、複数の贈答形態が用意されています。楽天ギフトカードも同様に、楽天市場で購入できます。
Q. 換金目的で商品券を大量購入するとどうなりますか?
カード会社の不審行為検知システムで判定され、カード停止・強制解約の対象になります。強制解約は信用情報に5年間記録が残り、その間、他のクレカ・ローンの審査に影響します。現金が必要な場合は、キャッシング枠・銀行カードローン・公的貸付制度等の正当な手段を検討してください。
Q. 切手・印紙もクレカで買えませんか?
郵便局での切手・収入印紙の購入は、原則現金決済のみです。「郵便料金の分割払い」等の需要は認められていません。ただし、企業向けの後納制度等の別枠は用意されています。
免責事項:本記事は情報の提供のみを目的としており、特定の商品券・クレジットカード・店舗の推奨や、勧誘を目的としたものではありません。掲載している購入可否・ポイント付与条件は2026年7月時点の一般的なものであり、各百貨店・カード会社の規約改定により変更される場合があります。ご対応は必ずご自身のご判断と責任において行っていただきますようお願いいたします。

