郵便局の窓口でゆうパックの発送や切手の購入をする時、クレジットカード払いが選べるのか気になる方は多いテーマです。実は郵便局は2020年頃からキャッシュレス決済を順次導入しており、主要なサービスの多くでクレカ払いに対応しています。ただし収入印紙や宝くじ等の一部項目は現金のみ、という例外もあります。この記事では、郵便局でのクレカ支払い可否、ゆうちょ銀行が発行するJP BANKカードの特徴、郵便局窓口でのクレカ発行手続きまでを整理します。
編集部の結論:郵便料金・ゆうパック・切手はクレカOK、収入印紙・宝くじは現金のみ
編集部の見解として、郵便局の主要サービス(郵便料金・ゆうパック・切手・はがき・レターパック等)は多くの窓口でクレジットカード払いが可能です。ただし収入印紙・宝くじ・代引き引換金・関税等は現金決済のみに限定されます。ゆうちょ銀行の発行するJP BANKカードは年1回の利用で年会費実質無料、ポイント還元は0.5%と控えめですが、キャッシュカード一体型でシンプルな運用が魅力です。
項目 | クレカ払い |
|---|---|
郵便料金・切手・はがき | ◯(切手は10万円上限) |
ゆうパック・ゆうメール | ◯ |
レターパック | ◯ |
物販・カタログ | ◯ |
収入印紙 | ×(現金のみ) |
宝くじ | ×(現金のみ) |
代引き引換金 | ×(現金のみ) |
関税等 | ×(現金のみ) |
- 2020年以降キャッシュレス導入:全国順次拡大中
- 収入印紙は現金のみ:間違いやすいポイント
- 電子マネー・QR決済も対応:Suica・PayPay等
- JP BANKカードはゆうちょ発行:年会費実質無料
- 還元率0.5%:高還元ではないがシンプル運用向き
- 郵便局窓口でクレカ発行相談可:ゆうちょ経由でJP BANKカード
郵便局窓口でクレカが使えるサービス
郵便料金・切手・はがき
郵便局の窓口で郵便料金や切手・はがきを購入する場合、クレジットカード払いが利用できます。ただし切手は1回の取引につき10万円が上限で、これを超える場合は複数回に分けるか、他の決済手段との併用になります。切手は換金性が高いため、上限を超える大量購入をブロックする運用がとられています。日常的なはがき・封筒サイズの郵便料金であれば、この上限に達することはほぼありません。
ゆうパック・ゆうメール
ゆうパック(小包・宅配便)・ゆうメール(冊子小包)の送料もクレジットカード払いに対応しています。窓口で荷物を差し出す際に「クレジットカードで」と伝えれば、対応端末で決済できます。ゆうパックは1回あたり数千円〜1万円程度の発送費用になることも多く、ポイント還元の対象にもなるため、日常的にクレカ払いを選ぶ実務メリットが大きくなります。
レターパック・特殊取扱郵便
レターパックライト(370円)・レターパックプラス(520円)の購入も、クレジットカード払いに対応しています。書留・簡易書留・特定記録等の特殊取扱郵便の追加料金も、基本料金と合わせてクレカ決済できます。ネット通販・オークションの発送でレターパックを頻繁に使う方には、クレカ払いでのポイント積み立てが大きくなります。
物販・カタログ・ゆうパック関連グッズ
郵便局窓口では、切手・はがきだけでなく、季節商品(年賀状・寒中見舞い等)、ゆうパック関連グッズ(段ボール・封筒等)、カタログ販売の商品もクレジットカード払いが可能です。年賀状シーズンの大量購入や、企業向けの物品発注でもクレカ決済が使えるため、経理処理の面でも利便性があります。
郵便局窓口でクレカが使えないサービス
収入印紙
収入印紙は郵便局窓口でクレジットカード払いができません。これは間違いやすい点ですが、収入印紙は「租税に近い性質」を持つ有価証券的な扱いで、現金決済のみが原則です。契約書に貼る印紙税、法人の登記手数料等で収入印紙を購入する際は、必要金額分の現金を事前に用意しておく必要があります。
宝くじ・スポーツくじ
ジャンボ宝くじ・ロト・スクラッチ等の宝くじ、スポーツくじ(TOTO・BIG)も郵便局窓口でクレジットカード払いはできません。これらは日本国内では現金決済のみで、コンビニ・郵便局・宝くじ売り場のいずれでも現金が必要です。宝くじの購入は「射幸性がある行為」として、クレカでの後払い購入が制限されています。
代引き引換金・関税等
代金引換郵便物の引換金(受取時に支払う商品代金)は、郵便局員に対して現金で支払う必要があります。関税・輸入消費税等の税金関連の支払いも現金のみです。これらは郵便局が別会社(発送店・税関)の代理で徴収する項目のため、郵便局側の判断でキャッシュレス化することはできません。
公共料金の窓口払い(一部)
郵便局窓口での公共料金の払込(電気・ガス・水道等)は、原則現金決済のみが基本です。「郵便払込取扱票」を持って窓口で払う場合、クレジットカードは使えず、現金または口座振替の指示になります。公共料金をクレカで払いたい場合は、事業者の会員サイトで直接クレカ登録するのが基本です。
ゆうちょ銀行のJP BANKカードとは
JP BANKカードの基本スペック
JP BANKカードは、ゆうちょ銀行が発行するクレジットカードです。実務的な発行・運用業務は三井住友カードに委託されており、Visa・Mastercardのブランドから選べます。年会費は税込1,375円ですが、初年度無料、翌年度以降も年1回のショッピング利用で無料になるため、実質年会費無料で運用できるのが基本の設計です。
ポイント還元率と特典
JP BANKカードのポイント還元率は、毎月のご利用合計金額1,000円ごとに1ポイント(5円相当)と、実質0.5%の水準です。近年主流の高還元カード(1.0%〜1.5%)と比べると控えめですが、シンプルなポイント体系で管理しやすいのが特徴です。ポイントUPモール経由でネットショッピングをすると、最大20倍のポイント還元があり、この経由での買い物では実質10%相当の高還元にできます。
キャッシュカード一体型の便利さ
JP BANKカードは、キャッシュカード一体型で発行できるバリエーションがあります。1枚のカードでゆうちょ口座の現金引き出しとクレジット決済の両方に使えるため、財布内のカード枚数を減らせる実用性があります。ゆうちょ銀行を主要口座にしている方には、カード管理のシンプルさが大きなメリットです。
タッチ決済とセキュリティ
JP BANKカードはVisaのタッチ決済・Mastercardコンタクトレスに対応しており、非接触決済で券面情報の露出リスクを減らせます。会員向け優待(カラオケ店・飲食店等)、iD・QUICPay等の電子マネー機能も付帯し、実店舗・ネットショッピングの両方で幅広く使える設計です。
入会キャンペーン
2026年度の新規入会キャンペーンでは、クレジットカードでのショッピング・公共料金の支払い等の条件達成で、最大15,000円のキャッシュバックが受けられます。キャンペーン内容・金額は時期により変動するため、申込前にゆうちょ銀行の公式サイトで最新情報を確認します。
郵便局窓口でクレカを作る手順

Step1:郵便局窓口またはWebで申込書を入手
JP BANKカードの申込は、郵便局窓口またはゆうちょ銀行公式サイトで申込書を入手して行います。窓口では担当者が申込書の記入方法を説明してくれるため、クレカ発行が初めての方でも安心して手続きできます。Webから申込む方が手続きは早く完了しますが、対面でのやり取りを希望する場合は窓口が便利です。
Step2:必要事項の記入と本人確認書類の提出
申込書には氏名・住所・生年月日・勤務先情報・年収等を記入します。本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード・パスポート等)のコピーを添付します。ゆうちょ銀行の口座を引き落とし先にする場合、口座番号の記入も必要です。ゆうちょ口座がない場合、口座開設と同時にクレカ申込も可能です。
Step3:審査と発行
提出された書類は、業務委託先の三井住友カードでの審査を経て、通常2〜3週間で発行されます。審査に通ると、本人限定受取郵便で自宅に届きます。窓口での申込みでも郵送発行が原則で、店頭での即日発行はできません。
Step4:利用開始
カードが届いたら、ゆうちょ銀行またはJP BANKカードのアプリでアクティベート(利用開始手続き)を行います。初回のショッピング利用で年会費無料条件を達成しやすくするため、日常の少額決済(コンビニ・スーパー等)から始めるのが実務的です。
郵便局とキャッシュレス決済の現状
キャッシュレス導入は2020年以降段階的に
日本郵便は2020年から全国の郵便局にキャッシュレス決済を段階的に導入しました。2026年時点では、主要都市の郵便局はほぼクレカ・電子マネー・QR決済に対応しており、地方でも中規模以上の郵便局は対応済みです。ただし山間部の小規模郵便局・簡易郵便局では、まだ現金のみの窓口が残っていることもあるため、事前確認が安全です。
電子マネー・QR決済の対応状況
クレカ以外に、Suica・PASMO等の交通系電子マネー、iD・QUICPay、PayPay・楽天ペイ・d払い等のQR決済も郵便局窓口で使えます。「クレカを忘れた時の代替手段」として複数の決済方法が用意されているため、財布に現金がなくても手続きできる利便性が高まっています。
ゆうちょATMでのキャッシング
ゆうちょATMは、JP BANKカードだけでなく他社発行のクレジットカードでもキャッシング(短期借入)ができます。海外発行のカードもUnionPay(銀聯)・Visa・Mastercard・JCB・Amex等の主要ブランドに対応しており、旅行者にとっても利便性の高いATMネットワークになっています。手数料は各カード会社の設定に従います。
よくある質問(FAQ)
Q. 郵便局でクレジットカードは使えますか?
使えます。郵便料金・ゆうパック・ゆうメール・切手・はがき・レターパック・物販等の主要サービスはクレカ払いに対応しています。ただし収入印紙・宝くじ・代引き引換金・関税等は現金決済のみです。全国の郵便局に順次導入されており、主要都市の郵便局はほぼ対応済みです。
Q. 収入印紙もクレジットカードで買えますか?
買えません。収入印紙は郵便局窓口では現金決済のみが原則で、クレジットカード・電子マネー・QR決済すべて非対応です。契約書の印紙税、登記手数料等で収入印紙を購入する際は、必要金額分の現金を事前に用意しておく必要があります。
Q. ゆうちょ銀行のクレジットカードはどんなカードですか?
JP BANKカードといい、ゆうちょ銀行が発行するクレジットカードです。実務的な発行・運用は三井住友カードに委託されています。年会費は税込1,375円ですが、初年度無料・翌年度以降も年1回の利用で無料になるため、実質年会費無料で使えます。ポイント還元率は0.5%と控えめですが、キャッシュカード一体型のシンプルな運用が魅力です。
Q. 郵便局でクレジットカードを作れますか?
作れます。JP BANKカードは郵便局窓口またはゆうちょ銀行公式サイトから申込みできます。窓口では担当者が申込書の記入方法を説明してくれるため、初めての方でも安心です。審査を経て、通常2〜3週間で本人限定受取郵便でカードが届きます。
Q. 切手を大量購入したい場合はクレカで払えますか?
1回の取引につき10万円までであれば、クレカで払えます。10万円を超える大量購入は、複数回に分けるか、他の決済手段(現金・電子マネー等)との併用が必要です。企業のダイレクトメール発送等で大量に切手を購入する場合、この上限に注意します。
Q. ゆうパックの送料もクレカで払えますか?
払えます。郵便局窓口でゆうパックを差し出す時、クレジットカード決済に対応した端末で決済できます。1回あたり数千円〜1万円程度の送料になることが多いため、ポイント還元の対象にもなり、日常的にクレカ払いを選ぶ実務メリットが大きくなります。
Q. 電子マネー・PayPayも使えますか?
使えます。Suica・PASMO等の交通系電子マネー、iD・QUICPay、PayPay・楽天ペイ・d払い等のQR決済も郵便局窓口で対応しています。クレカ・電子マネー・QRの3系統から選べるため、財布内容に応じて柔軟に使い分けができます。
免責事項:本記事は情報の提供のみを目的としており、特定のクレジットカード・サービスの推奨や、勧誘を目的としたものではありません。掲載している郵便局のクレカ対応状況・JP BANKカードのスペック・キャンペーン情報は2026年7月時点のものであり、日本郵便・ゆうちょ銀行の運用方針変更により変更される場合があります。ご対応は必ずご自身のご判断と責任において、公式サイトで最新情報をご確認の上、行っていただきますようお願いいたします。

