「クレジットカードを審査なしで作りたい」と検索する方は、過去の延滞・多重申込・低収入などで審査に通る自信がなく、それでも決済手段を持ちたいというニーズを抱えているケースが多いはずです。
しかし結論から言うと、割賦販売法の規定により審査なしで発行できるクレジットカードは日本国内に存在しません。「必ず作れる」「無審査で発行」を謳う業者があれば、それは違法業者か詐欺です。
本記事では、クレジットカードに審査がある法的根拠を解説したうえで、「審査なしで持てる代替決済カード」10選を用途別に徹底比較します。加えて、代替カードで失われる機能7点、無審査から本カードへ段階的にステップアップする戦略、詐欺業者の見分け方まで、この記事だけで検索者の疑問を解決できる内容を目指しました。
結論:「審査なし」のクレジットカードは存在しない
クレジットカードは「後払い(信用取引)」の仕組みです。カード会社は利用者に代わって加盟店へ立替払いを行い、後日利用者から回収する形をとります。この立替払いを行う以上、返済能力を確認する審査が経済産業省所管の割賦販売法で義務付けられています。
つまり、「審査なしで発行するクレジットカード」は法律上そもそも成立しません。信販会社・銀行系・流通系・消費者金融系のいずれも、CIC(指定信用情報機関)への照会と支払可能見込額の算定を必ず行います。「審査なし発行」を謳う業者は割賦販売法違反の違法業者、もしくは高金利のヤミ金である可能性が高いといえます。
ただし、「審査なしで決済手段を持つ」ことは可能です。デビットカード・プリペイドカード・後払いバーチャルカード・家族カードといった代替手段があり、これらは割賦販売法ではなく資金決済法などの別法体系で運用されているため、利用者本人の与信審査を必要としない仕組みで発行できます。
なぜクレジットカードには必ず審査があるのか
クレジットカードとその他の決済カードは、日本の法律上まったく別の分類に置かれています。この違いを理解すると、なぜ「クレジットカードだけ審査必須」なのかが見えてきます。
クレジットカード = 割賦販売法の「包括信用購入あっせん」
クレジットカードによる決済は、割賦販売法上「包括信用購入あっせん」に分類されます。同法では、カード発行時に「支払可能見込額」を算定することが義務付けられており、算定には年収・生活維持費・クレジット債務残高の3要素を用います。この算定を経ずに発行することは違法です。
また、カード会社は指定信用情報機関(CIC)への照会義務も課されており、申込者の他社クレジット履歴・延滞情報・多重申込状況を必ず確認します。これらは経済産業省が監督する厳格な運用であり、抜け道はありません。
デビットカード = 資金決済法の「為替取引」
デビットカードは銀行口座から即時引き落としで決済される仕組みで、法律上は「為替取引」に該当します。カード会社が立替払いを行わないため、割賦販売法の適用対象外となり、審査は不要です。
ただし、デビットカードを発行するには銀行口座が必要になるため、口座開設時の本人確認(犯罪収益移転防止法)は行われます。過去に反社会的勢力との関与や口座凍結歴があれば、そこで断られる可能性はあります。
プリペイドカード = 資金決済法の「前払式支払手段」
プリペイドカードは事前チャージした金額の範囲でのみ決済できる仕組みで、法律上「前払式支払手段」に分類されます。カード会社は預り金の範囲で決済を通すだけなので、立替払いも与信も発生せず、審査は不要です。
この分類には、無記名式プリペイド(コンビニで買えるVプリカ等)から記名式プリペイド(バンドルカード・Kyash等)まで含まれます。無記名式は本人確認すら不要で、完全に匿名で購入・利用できるのが特徴です。
バーチャル後払い = 個別信用購入あっせんまたは商法上の売買
Paidy(ペイディ)やatoneのような「後払いバーチャルカード」は、少額の翌月一括後払いについては包括信用購入あっせんの対象外となる商流で運用されています。ただし分割払いプラン(Paidyプラス・3回/6回/12回等)を利用する場合は与信審査が発生し、利用者ごとに独自スコアリングで限度額が設定される仕組みです。
「無審査」の3段階レベル分け
「審査なし」で使える決済カードは、実は完全な無審査から簡易与信ありまで3段階のグラデーションになっています。自分がどのレベルまで発行可能かを把握することが、代替カード選びの第一歩です。
レベル1: 完全無審査(本人確認すら不要)
コンビニやドラッグストアで販売されている無記名式プリペイドカード(VプリカVISAプリペイド等)がこのレベルに該当します。カウンターで金額を指定して現金購入し、その場でカード番号が発行されるため、身分証明も年齢確認(一部除く)も基本的に不要です。
クレジットカードの審査で門前払いされた方や、事故情報(異動記録)が信用情報に残っている方でも、この方式なら確実にネット決済手段を持てます。ただし利用限度額は購入額(1万円・3万円等)に固定され、チャージ再利用ができない点が制約になります。
レベル2: 本人確認のみ(与信なし)
バンドルカードの基本機能(前払いモード、13歳以上・未成年は保護者同意)、Kyashのバーチャルカード発行、多くのネット銀行系デビットカードなどがこのレベルです。SMS認証や身分証アップロードによる本人確認は必要ですが、信用情報の照会・与信審査は行われません。
本人確認が通れば発行可能なので、信用情報に事故情報がある方でも問題なく利用開始できます。プリペイドはチャージした金額の範囲、デビットは銀行口座残高の範囲で決済でき、後払いは発生しないため純粋に自分の資金でやりくりする形となります。
レベル3: 簡易与信あり(実質的な軽い審査)
Paidyの分割払いプラン(Paidyプラス)、atone、バンドルカードのポチッとチャージ機能などがこのレベルに該当します。「後払い」の要素があるため、割賦販売法または類似法規の対象となり、独自スコアリングによる簡易与信が行われます。
ただし、正規クレジットカード会社のようなCIC照会を伴う本格審査ではなく、電話番号・氏名・生年月日ベースの独自ブラックリストと利用実績スコアリングが中心です。過去のクレカ事故があっても通るケースが多いものの、直近で他の後払いサービスで延滞歴があると通らない傾向があります。
「審査なし代替」の落とし穴7選
審査なしで持てる代替カードは便利な一方、通常のクレジットカードでは当然できることが「できない」制約が数多くあります。契約前に必ず知っておくべき7つの落とし穴を整理しました。
①サブスクリプション決済で弾かれることがある
Netflix・Spotify・Adobe等のサブスクリプション決済は「継続課金」のため、カード会社側で「クレジットカード限定」と定めているケースが多くあります。デビットカードや一部のプリペイドカードでは登録段階では通っても、月次課金のタイミングで拒否される事象が発生します。
特にApple ID・Google Play・Amazon Primeといった大手サービスでも、デビット・プリペイドは「決済失敗時のアカウント停止リスク」を明記していることが多く、安定運用したい方はクレジットカードの利用が推奨されています。
②ホテル・レンタカー予約でデポジット決済不可
ホテル(特に外資系)や海外レンタカーでは、チェックイン時に「デポジット(保証金)」としてカード枠を仮押さえする慣習があります。この仮押さえはクレジットカード限定で運用されており、デビットカードやプリペイドカードでは基本的に受付不可、または全額前払いを求められます。
「デビットカード可」と表示があってもデポジット額全額が即引き落としされ、実際のチェックアウト時までその資金が拘束されるという運用差もあります。旅行機会が多い方には代替カードのみでは実用上不便です。
③ETCカード・家族カードが発行できない
ETCカードは基本的にクレジットカードに紐づく形でしか発行されず、デビットカード・プリペイドカードにETC機能を付帯することはできません。「ETCパーソナルカード」というデポジット型のETC専用カードは存在しますが、平均月額利用料の4倍以上(最低4万円〜)のデポジット預託と年会費1,257円が必要で、実用性は限定的です。
同様に、家族カードもクレジットカードにのみ付帯する機能です。代替カードでは家族用の追加カードを発行できず、家族分は個別に契約する必要があります。
④分割払い・リボ払いが使えない
デビット・プリペイドは基本的に即時決済または前払いの仕組みなので、分割払いやリボ払いといった「支払い方法の変更」ができません。高額家電の分割購入や、支出をならしたい月の一時的なリボ利用ができない点は、家計管理面で不便になるケースがあります。
Paidyの3回払い・6回払い機能を使えば分割は可能ですが、こちらは前述のとおり簡易与信を通過する必要があり、完全無審査ではありません。
⑤クレヒスが積み上がらず、将来の与信が不利になる
クレジットカードでの利用実績はCIC・JICCといった信用情報機関に「良好履歴」として蓄積され、これがクレヒス(クレジットヒストリー)となって将来のカード発行審査・住宅ローン審査で有利に働きます。しかしデビット・プリペイド・後払いバーチャルの利用実績は原則としてクレヒスに記録されません。
「審査なし代替」を長期間使い続けても、その間はクレヒスが積み上がらないため、後で住宅ローンや自動車ローンを組む際にスーパーホワイト(クレヒスなし=リスク不明として警戒される状態)と判定されるリスクが残ります。
⑥有効期限切れ・退会で残高失効の可能性
プリペイドカードのチャージ残高には、カードごとに有効期限が設定されています。有効期限を過ぎるとチャージ済み残高は失効し、原則として返金されません。バンドルカードは発行から5年、Kyashも同様の期限があるため、大きな金額をチャージしたまま放置すると失う可能性があります。
デビットカードでも、銀行口座を長期未使用のまま放置すると休眠口座扱いになり、10年経過で銀行取引の対象外となる場合があります。代替カードは「使い続ける前提」で持つべきツールです。
⑦海外決済で使えないケース・レートが不利
デビットカード・プリペイドカードは海外加盟店での利用に対応しているものが多いですが、加盟店やATM側で「クレジットカード限定」の設定になっている場合は決済できません。ホテル・航空券予約でよく発生する事象です。
また、為替レートに独自の手数料(2〜4%)が上乗せされるケースが多く、クレジットカード(標準1.6〜2%程度)と比べて割高になる傾向があります。海外利用が多い方はレート面でもクレジットカードの方が有利です。
審査なしで持てる決済カード10選(徹底比較)
ここからは、審査なしで発行できる代替決済カードを、デビット・プリペイド・後払いバーチャルの3カテゴリーで合計10枚紹介します。用途別の詳細比較表を掲載しているので、あなたのライフスタイルに最も合う1枚を選ぶ材料として活用してください。
デビットカード編(4枚)
デビットカードは銀行口座から即時引き落としで決済される仕組みで、口座残高の範囲内でクレジットカードとほぼ同じ使い勝手を得られます。銀行口座の開設が前提となるため、口座開設時の本人確認をクリアすれば審査なしで発行できます。
カード名 | 発行元 | 年会費 | 還元率 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
楽天銀行デビットカード | 楽天銀行 | 無料(Visa/JCB) | 1.0% | 楽天ポイントが貯まる/使える、還元率が高い |
みんなの銀行デビット | みんなの銀行 | 無料 | 0.2〜1.0% | アプリ完結・スマホ決済との親和性◎・後払い「カバー」対応 |
PayPay銀行デビットVisa | PayPay銀行 | 無料 | 0.2%(モール経由最大1.0%) | PayPay連携でチャージが便利・特典条件は要公式確認 |
Sony Bank WALLET | ソニー銀行 | 無料 | 0.5%〜2.0% | キャッシュバック方式・Club Sランクで最大2.0%・海外11通貨対応 |
プリペイドカード編(3枚)
プリペイドカードは事前チャージした金額の範囲でのみ利用できる仕組みで、銀行口座がなくても発行できるのが強みです。無記名式なら本人確認も不要で、完全匿名でネット決済手段を持てます。
カード名 | 発行元 | 年会費 | 特徴 |
|---|---|---|---|
バンドルカード | カンムル | 無料 | 13歳以上(未成年は保護者同意)・アプリ完結・ポチッとチャージ(18歳以上)で擬似後払い可 |
Kyash Card | Kyash | 無料 | 他社カードチャージで還元二重取り可能 |
Vプリカ | ライフカード | 無料 | コンビニ購入可・無記名式・ネット決済専用 |
後払いバーチャルカード編(3枚)
後払いバーチャルカードは、SMS認証や簡易与信のみで「後払いによる決済」が可能なサービスです。厳密には簡易与信があるため完全無審査ではありませんが、CIC照会を伴う本格審査ではないため、通常のクレジットカードで通らなかった方でも通過報告が多い層です。
サービス名 | 発行元 | 初期審査 | 特徴 |
|---|---|---|---|
Paidy(ペイディ) | Paidy | 電話番号・SMS認証のみ | Amazon等で利用可、翌月一括なら審査軽微 |
atone(アトネ) | ネットプロテクションズ | スコアリングのみ | コンビニ後払い可、簡易与信 |
バンドルカード ポチッとチャージ | カンムル | アプリスコアリング | プリペイドを実質後払い化、3千円〜5万円 |
用途別・あなたに合う1枚を診断
🎯 あなたに合う『審査なし決済カード』診断
主な用途を選ぶだけで、最適な代替カードが分かります
Q1. どんな用途で使いたい?
▶ [A] 実店舗の日常決済(コンビニ・スーパー)がメイン
🏆 あなたにおすすめ
楽天銀行デビットカード
還元率1.0%と代替カード最高水準。楽天ポイントで日常決済がお得に。銀行口座と一体で家計管理も◎。
▶ [B] ネットショッピング(Amazon・楽天等)がメイン
🏆 あなたにおすすめ
Paidy(ペイディ)
Amazon・大手ECで利用可。電話番号・メール登録のみで開設、翌月一括後払いなら審査は軽微。分割払いを使う場合のみ独自スコアリング審査あり。
▶ [C] 銀行口座を持てない・持ちたくない
🏆 あなたにおすすめ
バンドルカード + Vプリカ
バンドルはアプリ完結で13歳から発行可(未成年は保護者同意)、Vプリカはコンビニ現金購入で完全匿名利用可。銀行口座不要で確実に発行できる2枚。
▶ [D] 家族(配偶者・親)がクレジットカード保有者
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家族カード
本会員(家族)の信用で発行するため、あなた自身の個別審査はなし。クレジットカードの機能をフル活用できる唯一の代替手段。
※クリックで各選択肢の推薦が展開します
家族カードで実質「無審査」で持つ方法
親・配偶者がクレジットカードを持っている場合、その本会員に「家族カード」を発行してもらう方法が最も確実な「実質無審査」の選択肢です。家族カードは本会員の信用に紐づいて発行されるため、家族カード会員(あなた)の信用情報照会・与信審査は基本的に行われません。
家族カードの発行条件
ほとんどのクレジットカードでは、家族カードの発行対象を「本会員と生計を共にする配偶者・両親・満18歳以上の子(高校生除く)」と定めています。対象範囲外(兄弟姉妹・同棲パートナー・友人)には発行できません。
また、家族カード会員自身が過去に金融事故を起こしていても、本会員側で問題なく審査が通っていれば、家族カードは発行される運用が一般的です。「家族カードだけは審査で落とされた」というケースは稀で、本会員が対応してくれれば実質無審査で持てます。
家族カードのメリット・注意点
メリットは、本会員と同等の機能(ポイント還元・付帯保険・ETC発行・海外利用)を全て使える点にあります。年会費も本会員より大幅に安く(無料〜1,000円程度)、家計管理面でも本会員と支払口座が統一されるため管理が楽になります。
一方で、利用明細は本会員に共有されるため、プライバシー面での配慮が必要です。また、支払責任は本会員にあるため、家族カード会員が使いすぎると本会員に負担がかかります。この点を家族間で事前に合意しておくことが重要です。
無審査からクレカ発行への段階的アップグレード
審査なし代替カードは便利ですが、前述の落とし穴を考えると長期的には「本カードを持てる状態」に持っていくのが理想です。ここでは、無審査カードで信用実績を積みながら本カード発行に近づく、段階的な戦略を紹介します。
0〜6ヶ月目: デビットカード+プリペイドで実生活を運用
まずは楽天銀行デビットカードやみんなの銀行デビットで日常決済をこなし、銀行口座に安定した入出金履歴を作ります。同時にバンドルカード・Kyashなどのプリペイドでネット決済も慣らしておき、生活に「カード決済」を組み込みます。
この期間の目的は、生活基盤の安定と「金融取引の実績」を作ることです。銀行口座に定期的な入金があり、公共料金の引落が滞りなく続く状態を6ヶ月維持できれば、次のステップに進む準備が整います。
6〜12ヶ月目: 後払いバーチャル(Paidy等)で軽い後払い実績
Paidyのアカウントを開設し、翌月一括払いで数千円〜1万円程度の後払い決済を毎月継続します。Paidyは独自スコアリングで利用実績を評価しており、遅延なく支払いを続けると利用可能枠が段階的に拡大する仕組みです。
この期間で「後払いを遅延なく利用できる人物である」という実績をつくることが重要です。Paidyの与信データはCICには基本的に登録されませんが、後述するクレジットカード審査時の「金融サービス利用状況」の判定材料として間接的に評価される可能性があります。
12〜24ヶ月目: 消費者金融連携型クレジットカードに挑戦
ここまでの実績があれば、審査柔軟性が高いとされる消費者金融連携型カード(三井住友カード発行のモビットVISA-W・プロミスVisaカード等)への申込を検討する段階です。両カードはSMBCモビット/プロミスのカードローン機能が付帯されており、CICでの事故情報が消えていれば通過報告が多い層です。
もし通れば、クレジットカードとしてのクレヒスがCICに正式に積み上がり始めます。半年〜1年ほど遅延なく利用を続ければ、次は流通系(楽天・イオン)や銀行系(dカード等)への申込も現実的な選択肢になります。
24ヶ月〜: 通常のクレジットカードへ切替
消費者金融連携型で1年以上の良好履歴が積み上がれば、通常のクレジットカード審査を受けられる下地が整います。dカード・楽天カード・イオンカードあたりから始めるのが現実的で、その先ゴールドカード・プラチナカードへのステップアップも視野に入ってきます。
過去に事故情報があった方でも、この2年計画を実直に実行すれば、クレヒスを一から積み直して本カードを持てる状態に戻せます。焦らず段階を踏むことが、結果的に最短ルートになります。
審査ゆるいクレジットカードから選ぶ選択肢
「本当は代替カードではなく、本物のクレジットカードが欲しい」という方は、審査柔軟性が比較的高いとされるクレジットカードから検討する方法もあります。消費者金融連携型・信販系・流通系はいずれも独自審査を採用しており、CICでの過去事故が消えていれば通過報告が多いカードがあります。
主要な候補としては、消費者金融のカードローン機能を付帯した三井住友カード発行のモビットVISA-W・プロミスVisaカード、流通系の楽天カード・イオンカードセレクト、信販系のセゾンカードインターナショナル・SAISON CARD Digital、独自審査のACマスターカード(アコム)などが代表的です。それぞれ審査基準と通過報告の傾向が異なります。
審査柔軟性の高いクレジットカード12枚の詳細な比較・審査基準・通過報告データについては、以下の記事で網羅的にまとめています。
詳細は クレジットカードで審査が甘い・緩いと言われるカードは?通りやすい傾向とランキングを解説 をご覧ください。
「無審査発行」を謳う詐欺業者の見分け方
「審査なしで発行」「必ず作れる」「ブラックOK」を謳う業者に遭遇した場合、それらは高確率で違法業者・詐欺です。冒頭で述べたとおり、正規のクレジットカード会社は割賦販売法により審査義務を負っているため、正規業者が「無審査発行」を謳うことはあり得ません。
手口①: 割賦販売法違反のヤミ金・貸金業
「クレジットカード発行」を装いながら、実態は超高金利の貸金業を運営しているケースです。年利109.5%(法定上限20%を大幅超過)以上のトイチと呼ばれる違法金利で貸付を行い、返済遅延で暴力的な取り立てを行う手口が典型的です。「必ず作れます」の広告文言があれば、まずこの手口を疑うべきです。
手口②: 名義貸しビジネスへの誘導
「無審査でカードを作れる」と言いながら、実際は他人名義でカードを申込ませ、あなたを名義貸しの被告人にしてしまう手口です。名義貸し(他人名義でクレジット申込)は詐欺罪(刑法246条)に該当し、あなた自身が犯罪者になるリスクがあります。
手口③: 前払い金・保証金の詐取
「審査通過保証のため保証金を支払ってください」「入会手数料を先払いください」と言って現金を振り込ませ、そのまま連絡が取れなくなる詐欺の手口です。正規のクレジットカード会社は事前振込金を要求することはありません。
見分け方: 割賦販売法の許認可番号を確認
正規のクレジットカード会社は経済産業省または各経済産業局に「包括信用購入あっせん業者」として登録されており、登録番号は経済産業省のサイトで確認できます。業者名が登録簿にない、または登録番号が虚偽であれば、正規事業者ではないと判断できます。
また、貸金業登録も金融庁の登録貸金業者情報検索サービスで確認できます。両方とも登録がない業者は絶対に利用してはいけません。少しでも不安があれば、消費生活センター(局番なし188)に相談することを推奨します。
FAQ - よくある質問
Q1. デビットカードやプリペイドカードでも信用情報に載る?
基本的にはCIC・JICCといった信用情報機関には登録されません。ただし、ネット銀行系のデビットカードで残高不足による決済失敗を繰り返した場合、口座取引の凍結情報として銀行内部の情報網には残る可能性があります。「審査なしだから何をしても大丈夫」ではない点は留意すべきです。
Q2. Paidyやatoneで滞納すると将来のクレカ審査に影響する?
Paidy・atoneの利用情報はCIC・JICCには登録されないため、直接的な影響は限定的です。ただし、両社の内部ブラックリストには登録されるため、他社の後払いサービス(例: メルペイスマート払い、ZOZO ツケ払い)の申込時に情報共有される可能性があります。滞納は避けるべきです。
Q3. 生活保護受給者でもデビットカード・プリペイドカードは持てる?
デビットカードは銀行口座があれば発行可能、プリペイドカード(バンドルカード・Vプリカ等)はアプリと本人確認のみで発行可能なため、生活保護受給者でも持てます。ただし、ケースワーカーへの相談を推奨します。詳細は 生活保護受給者はクレジットカードを持てる? で解説しています。
Q4. 家族カードなら過去に金融事故があっても発行される?
家族カード会員自身のCIC情報は基本的に照会されないため、過去に金融事故があっても本会員側で問題なく審査通過していれば発行される運用が一般的です。ただし、カード会社によっては家族会員の本人確認情報を独自に照会するケースもあるため、確実性を求めるなら本会員経由でカード会社に事前確認するのが安全です。
Q5. 「審査なし」で作れるクレジットカードとネットで見かけたが本当?
正規のクレジットカードで審査なし発行は法律上不可能です。「審査なし」を謳う広告は、実際にはデビット・プリペイド・後払いバーチャルカードを「審査なしで発行」と表現しているケースが大半で、クレジットカードそのものではありません。もし本物のクレジットカードで「必ず作れる」と謳う業者があれば、詐欺・違法業者を疑ってください。
Q6. デビットカードでもクレヒスは積める?
基本的には積めません。デビットカードの利用実績は割賦販売法上の「信用取引」に該当しないため、CIC・JICCへの登録対象外です。クレヒスを積みたいなら、消費者金融連携型カード(モビットVISA-W等)を経由してクレジットカードを持つ2年計画が現実的です。
まとめ - 「審査なし」を求めるあなたへの3つの提案
本記事の要点を整理すると、「審査なしで発行できるクレジットカード」は割賦販売法の規定により日本では存在しません。ただし、審査なしで持てる代替決済カード(デビット・プリペイド・後払いバーチャル・家族カード)は複数あり、用途に応じて選ぶことができます。
あなたに合う進め方は、次の3つのいずれかになるはずです。
1つ目は、代替カードで生活を回す選択肢です。楽天銀行デビットで日常決済、Paidyでネットショッピング、家族カードがあればさらに万能な決済手段になります。落とし穴7選を理解したうえで、無理なく使い分ければ通常のクレジットカードなしでも生活は成立します。
2つ目は、審査柔軟性の高いクレジットカードから挑戦する選択肢です。過去の事故から一定期間経過していれば、消費者金融連携型・流通系・信販系のカードで通過報告があります。詳しくは前述の 審査が甘い・緩いカードランキング の記事を参照してください。
3つ目は、無審査から段階的にクレヒスを積み上げてクレジットカード発行を目指す選択肢です。0〜24ヶ月の計画で着実にステップアップすれば、過去の事故履歴があった方でも本カード保有者に戻れます。
どの選択肢を選ぶにせよ、「無審査発行」を謳う怪しい業者だけは絶対に避けてください。あなたの決済ライフの再建は、正規のルートで進めることが結果的に最短ルートになります。
免責事項:本記事は情報の提供のみを目的としており、特定のクレジットカードの勧誘や契約の推奨を行うものではありません。掲載しているポイント還元率・年会費・特典等の情報は記事執筆時点のものであり、カード会社の改定により変更される場合があります。審査の可否はカード会社の裁量により決定されるため、本記事の内容が審査通過を保証するものではありません。ご契約・お申し込みは、必ず各カード会社の公式サイトにて最新情報をご確認の上、お客様ご自身の判断と責任において行っていただきますようお願いいたします。

