「SBI証券はやばい」「危険」といった検索候補を見ると、大切なお金を預けても安全なのか不安に感じる方も多いのではないでしょうか。実際、過去には不正出金事件などが報じられたこともあり、アプリの使いにくさや電話サポートの繋がりにくさといったデメリットを指摘する声も存在します。 本記事では、ネット上の口コミデータを交えながら、悪い評判の理由と現在の安全性を徹底検証します。メリットとデメリットを公平に比較し、ご自身の投資スタイルに合っているか判断する参考にしてください。
【結論】SBI証券が「やばい」は誤解。業界トップクラスの証券会社
SBI証券は「やばい(危険な)」証券会社ではありません。過去の事件や使い勝手に関する不満の声はあるものの、総合的に見て信頼性のある金融機関と評価されるケースが多いです。金融商品取引法に基づく厳格な規制のもとで営業する第一種金融商品取引業者でもあります。
口座開設数は1,500万を突破。多くの投資家に選ばれる理由
SBI証券は、2025年11月時点でグループ全体で1,500万口座を突破した国内大手のネット証券です。これは多くの投資家から支持されている証拠であり、サービスの質と信頼性の高さを示していると考えられます。国内株式の売買手数料が無料であることや、投資信託・米国株などの取扱銘柄数が豊富であることが、多くのユーザーに選ばれ続ける理由とされています。
出典:国内初となる証券総合口座1,500万口座達成のお知らせ|SBIホールディングス株式会社
投資者保護基金への加入など、万が一への備え
証券会社に資産を預ける際、「会社が倒産したらどうなるのか」と不安になる方もいるでしょう。SBI証券は日本投資者保護基金に加入しており、万が一会社が破綻した場合でも、1人あたり1,000万円まで顧客の資産が補償される制度が用意されています。また、顧客の資産は会社の資産とは別に管理(分別管理)されているため、経営状況に関わらず資産が守られる仕組みとなっています。
なぜ「やばい」と言われる?SBI証券の悪い評判・デメリットを検証
SBI証券に対して「やばい」という声が上がる背景には、実際の利用者が感じている不満やデメリットが存在します。情報量の多さが初心者には複雑に感じられたり、システムのメンテナンスやサポート窓口への繋がりにくさがストレスとなったりするケースがあるようです。また、クレジットカード積立のポイント還元率の変更なども不満の要因となっています。ここでは、利用者の口コミをもとに検証します。
アプリやサイト画面が複雑で使いにくいとされる
SBI証券は提供する金融商品や情報が多いため、サイトやアプリの画面が複雑で分かりにくいと感じる方が多いようです。商品ごとにアプリが分かれていることも、使い勝手が悪いと言われる理由の一つとされています。ユーザーの声からは「目的の機能や設定画面にスムーズにたどり着けない」という不満もあり、特に初心者にとっては操作に迷いやすく、複雑なサイト構造がデメリットとなる可能性があると言えます。
メンテナンスが多くシステムが不安定に感じるケースがある
取引ツールやシステムのメンテナンス頻度に関する不満も挙げられます。休日にメンテナンスが行われると、時間をとってじっくり取り組みたい方や、事前に把握できず操作が出来ずに不安に思う方に影響を及ぼす可能性があります。
定期的なメンテナンスは安定稼働のために必要ですが、ご自身のライフスタイルと合わない場合は不便に感じるケースがあるようです。
カスタマーサポートの電話が繋がりにくいとの声
トラブル時や不明点がある際に、サポート窓口へ電話が繋がりにくいというデメリットも指摘されています。
「問い合わせ窓口が常に混雑しており、対応への不信感に繋がっている」というユーザーの意見もあり、口座数が多い分、問い合わせが集中しやすい傾向もあるようです。電話サポートを利用したい方にとってはストレスとなる可能性があります。
各種手続き(登録変更やログイン)がスムーズに進まないことがある
住所や電話番号の変更、ログインに関する手続きが煩雑で手間取ってしまうケースもあるようです。
セキュリティ強化のため、認証の仕様が変わることもあり、対応に時間がかかると不満に思う方もいます。セキュリティ面のアップデートは重要ですが、ユーザーの利用行動に影響が出ると、デメリットに捉えられる可能性があります。クレカ積立のポイント付与率の改定(改悪と言われる理由)
2024年11月以降、クレジットカード決済による投資信託積立(クレカ積立)のポイント付与率が変更されました。従来は積立額に対して一定のポイントが付与されていましたが、年間カード利用額に応じて還元率が変動する仕組みに改定されています。特定のカードで年間利用額が10万円未満の場合は付与率が0%となるケースもあり、これを改悪と受け止める声もあるようです。
過去に起きた「やばい」事件の真相と、現在の強固なセキュリティ対策
SBI証券では、過去に不正アクセスや口座乗っ取りといった重大なセキュリティインシデントが発生しています。大切なお金を預ける以上、これらの事件の実態と、現在どのような対策が取られているのかを正確に把握しておくことが重要です。過去の教訓を活かし、現在では高水準のセキュリティ体制が構築されています。
2020年の不正出金事件と2025年の口座乗っ取り被害の事実
2020年9月、第三者が顧客の口座に不正ログインし、偽造された銀行口座へ約9,864万円が不正に出金される事件が発生しました。さらに、2025年には証券業界全体で口座の乗っ取り被害が急増し、同年1月〜4月の間に業界全体で不正アクセスが8,044件、不正取引が4,063件発生したとされています。SBI証券もこの被害が確認された証券会社の一つです。
出典:悪意のある第三者による不正アクセスに関するお知らせ|株式会社SBI証券
出典:インターネット取引サービスへの不正アクセス・不正取引にご注意ください|金融庁
被害に対する全額・一部補償などの対応実績
セキュリティインシデントに対する補償の仕組みも整備されています。2020年の不正出金事件においては、被害を受けた顧客に対してSBI証券が全額補償を実施したと発表されています。また、2025年の不正アクセス・不正取引に関する被害についても、被害額の50%を補償することや、一律で1万円の見舞金を支払う方針が示されています。
出典:SBI証券、9864万円流出 顧客6口座から不正送金 全額補償へ|株式会社日本経済新聞社
出典:不正取引の補償額 楽天は10億円、SBIは80億円。なぜ8倍も違う?|Yahoo!ニュース
【重要】FIDO認証やデバイス認証など、現在のセキュリティ強化策
一連の事件を受け、SBI証券はセキュリティ対策を大幅に強化しています。2025年6月以降は多要素認証が必須化されており、IDとパスワードだけではログインできない仕組みになりました。指紋や顔認証を用いる「FIDO認証」や、あらかじめ登録した端末からのみアクセスを許可する「デバイス認証」などを導入しており、不正アクセスのリスクを大幅に低減する仕組みが整えられています。
悪い評判だけじゃない!SBI証券を選ぶ3つのメリット
悪い評判や過去の事件といった懸念点がある一方で、SBI証券が業界トップの口座数を維持しているのには明確な理由があります。コストの低さ、取扱商品の豊富さ、そして投資チャンスの多さなど、業界の中でも大きなメリットが揃っています。ここからは、SBI証券を利用する上での大きな魅力について解説します。
国内株式の売買手数料が無料(ゼロ革命)
メリットの1つに、取引手数料の圧倒的な安さがあります。SBI証券では「ゼロ革命」として、一定の条件(各種報告書の電子交付設定など)を満たすことで、国内株式の現物取引および信用取引の売買手数料が無料となります。さらに、単元未満株(S株)の取引手数料も無料であり、コストを最小限に抑えて投資を行うことが可能です。
投資信託(約2,600本)や米国株の取扱銘柄数が業界最多水準
SBI証券は、投資先の選択肢が非常に豊富です。投資信託の取扱本数は約2,600本(2025年3月末時点で2,643本)にのぼり、NISAのつみたて投資枠対象ファンドも充実しています。また、米国株の取扱銘柄数も5,000銘柄を超え、業界最多水準を誇ります。幅広い金融商品から自身の目的に合った投資先を選ぶことができます。
IPO(新規公開株)の取扱実績が豊富でチャンスが多い
SBI証券は、IPO(新規公開株)の取扱実績が業界内でも有数であり、2025年の取扱数は76銘柄以上となっています。IPO投資は人気が高く抽選に外れることも多いですが、SBI証券には外れた場合にポイントが貯まり、次回以降の当選確率を上げることができる「IPOチャレンジポイント」という独自の制度があります。IPO投資に挑戦したい方には相性のよい環境です。
SBI証券が向いている人・向いていない人の特徴
SBI証券のメリットとデメリットを踏まえると、ご自身の投資スタイルや重視するポイントによって、SBI証券が合うかどうかが分かれます。ここでは、どのような人にSBI証券がおすすめで、どのような人には他の証券会社が向いているのかを分かりやすく整理しました。
SBI証券が向いている人
SBI証券は、コストを抑えながら幅広い投資商品にアクセスしたい方に最適です。国内株式を頻繁に売買する方や、豊富な投資信託・米国株から銘柄を選びたい方、そしてIPO投資の当選確率を上げたい方に向いています。また、スマートフォンやPCの操作に慣れており、機能の多さを使いこなせる方にとって、ツールの有用性が高く感じられる可能性があります。
SBI証券が向かない人
一方で、画面のシンプルさや直感的な操作を求める初心者の方には、アプリが一つにまとまっており使いやすいと評価される楽天証券などが向いているとされるケースが多いです。また、日常的に楽天ポイントを貯めている「楽天経済圏」のユーザーにとっては、SBI証券のポイント制度は楽天証券と比べてやや不利に感じる可能性があります。電話窓口の手厚いサポートやシステムの安定稼働を最優先に考える方は、他の証券会社も併せて検討するとよいでしょう。
まとめ:SBI証券は中立的に見ても有力な選択肢。自身で設定を行い安全に活用しよう
過去の事件や「使いにくい」といったリアルな口コミがあるのは事実ですが、SBI証券が「やばい・危険な会社」であるというのは誤解です。手数料の無料化や圧倒的な商品ラインナップなど、業界大手ならではのメリットは大きく、中立的に見ても有力な証券会社の一つと言えます。利用する際は、FIDO認証などのセキュリティ設定をご自身で確実に行い、対策を万全にしたうえで活用することをおすすめします。
【免責事項】当記事は投資の勧誘を目的としたものではありません
当記事は、金融機関のサービスや評判について客観的な情報を提供し、読者の皆様の理解を深めるためのものであり、特定の証券会社での口座開設や、金融商品への投資を勧誘する目的で作成されたものではありません。実際の投資に関する最終的な判断は、ご自身の経験やリスク許容度、投資目的に照らし合わせ、自己責任で行っていただきますようお願いいたします。

