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【独自調査】690人の不動産投資|関心33.9%と"家賃収入"への期待62%
投資・資産運用公開日: 2026/07/16

【独自調査】690人の不動産投資|関心33.9%と"家賃収入"への期待62%

この記事の執筆・監修

老後不安や物価上昇を背景に、資産防衛の選択肢として注目される不動産投資。「他の人は不動産投資にどんなイメージを持っているのか」「実際に始めるとしたら何が不安か」、気になる方は多いのではないでしょうか。

ITトレンドMoney編集部は、690人を対象に不動産投資への関心・イメージ・目的・不安を聞いた独自アンケート調査を実施しました。見えてきたのは、老後不安は68.6%と多くが実感する一方、不動産投資への関心は33.9%にとどまり、イメージのTOPは「運用や管理が大変」51.2%である実態です。

この記事でわかる4つの発見

  • 老後や将来への不安を感じる方は68.6%
  • 不動産投資への関心は33.9%で3人に1人
  • 不動産投資のイメージTOPは「運用や管理が大変」51.2%
  • 関心者の目的TOPは「毎月の安定した家賃収入」62.0%で圧倒

老後・将来への不安|68.6%が実感

結論からお伝えすると、老後や将来の経済状況について「非常に不安」24.1%+「やや不安」44.5%=68.6%が不安を感じている実態が明らかになりました。

老後・将来への不安

回答率

非常に不安

24.1%

やや不安

44.5%

どちらでもない

15.4%

あまり不安はない

13.3%

全く不安はない

1.4%

編集部の視点|"不安の受け皿"としての不動産投資

68.6%が老後不安を実感する背景があるからこそ、不動産投資は「安定した現金収入源」への期待として関心を集めます。ただし関心と実行の間には大きな距離があり、実際に踏み出せる層は限定的です。

不動産投資への関心|33.9%が関心あり

結論から言うと、不動産投資への関心は「非常に関心がある」7.7%+「やや関心がある」26.2%=33.9%で、3人に1人が関心を持っています。一方で「関心なし」47.3%が過半数近くを占めます。

不動産投資への関心

回答率

非常に関心がある

7.7%

やや関心がある

26.2%

どちらでもない

18.7%

あまり関心がない

25.9%

全く関心がない

21.4%

不動産投資への関心度(関心あり33.9%)

不動産投資のイメージTOP|「管理が大変」51.2%が最多

結論からお伝えすると、不動産投資のイメージでは「運用や管理が大変」51.2%がTOPで、続いて「毎月の安定した家賃収入」44.8%と続きます。

順位

不動産投資のイメージ

回答率

1位

運用や管理が大変(空室・修繕等)

51.2%

2位

不労所得として安定した家賃収入

44.8%

3位

元本割れやトラブルなどリスクが大きい

39.0%

4位

初期費用が高額で多額のローンを抱える

36.2%

5位

インフレや円安に強い現物資産

18.6%

6位

税金対策や年金代わり

17.4%

不動産投資のイメージTOP6(管理が大変51.2%)

ポジティブとネガティブが拮抗

「大変」51.2%+「リスク大」39.0%+「ローン負担」36.2%というネガティブイメージと、「家賃収入」44.8%+「現物資産」18.6%+「節税」17.4%というポジティブイメージが拮抗しています。期待と不安が両立する複雑な認識が浮かび上がる結果です。

編集部の視点|"管理コスト"の実像を掴むことが第一歩

「管理が大変」のイメージは、空室リスク・修繕費・入退去対応・トラブル対応など具体的な業務負担を指します。ただし管理会社への外注により、オーナーの実務負担は大幅に減らせます(家賃の5〜8%程度の管理手数料が相場)。イメージだけで判断せず、外注前提の実際のオペレーションを想定することが重要です。

不動産投資は初心者でも始められる?

結論から言うと、不動産投資は初心者でも始められますが、物件選定・融資交渉・管理体制構築という3つの実務ハードルを越える必要があります。近年は少額から始められる不動産クラウドファンディング等の選択肢も増えており、初心者の入口は広がっています。

初心者向けの主な選択肢

選択肢

初期資金の目安

特徴

不動産クラウドファンディング

1万円〜

少額から分散投資可能、管理不要

REIT(不動産投資信託)

数万円〜

証券口座で購入、流動性が高い

ワンルームマンション投資

数百万〜(頭金)

実物不動産、ローン活用可

一棟アパート・マンション

数千万〜

収益規模大、上級者向け

ワンルームマンション投資の特徴

会社員が最初に検討する選択肢としてワンルームマンション投資があります。単身者向けの区分マンション1室を購入し、家賃収入を得る形式です。都心部の駅近物件を選ぶことで、比較的空室リスクを抑えやすい特徴があります。

編集部の視点|"少額×分散"で経験を積むアプローチ

不動産投資に初めて触れる際は、いきなり大きなローンを組む前に、少額から経験値を積む方法が実務的です。不動産クラウドファンディングやREITで市場動向・利回り感覚を掴んだうえで、実物不動産に進むかを判断すると、判断精度が上がります。

初心者向けの不動産投資の始め方について詳しくは、不動産投資は初心者でも始められる?仕組みやリスク、始め方をわかりやすく解説をご覧ください。

関心者の目的|「毎月の家賃収入」62.0%が圧倒

結論から言うと、不動産投資への関心を持つ234人の目的TOP1は「毎月の安定した家賃収入(不労所得)」62.0%で、他の目的を大きく引き離しました。

順位

不動産投資を始める最重視の目的

関心者内での割合

1位

毎月の安定した家賃収入

62.0%

2位

インフレに負けないための資産防衛

15.4%

3位

出口戦略を考えた長期的な売却益

14.1%

4位

子世代・孫世代への資産承継

4.3%

5位

本業所得に対する節税効果

4.3%

編集部の視点|"家賃収入"の実質利回りを見極める

不動産投資の家賃収入は「表面利回り」ではなく「実質利回り」で判断することが基本です。管理費・修繕積立金・固定資産税・空室率・修繕費を差し引いた「実質利回り」は、表面利回りより2〜3%低くなるのが一般的です。想定より収益が低くなるパターンの多くは、この差を織り込めていないケースといえます。

関心者の不安|「空室・災害リスク」45.7%が最大

結論からお伝えすると、関心者234人の不安TOP1は「空室・災害などのリスク」45.7%、続いて「運用や管理の手間」45.3%がほぼ並ぶ結果となりました。

順位

不動産投資を始める際の不安

関心者内での割合

1位

空室・災害などのリスクが怖い

45.7%

2位

運用や管理の手間がかかりそう

45.3%

3位

元本割れや想定外のトラブル

40.2%

4位

どのエリア・物件を選べばよいかわからない

33.3%

5位

初期資金・ローンの借り方がわからない

25.6%

6位

相談できる専門家がいない

15.0%

不動産投資の不安TOP6(空室・災害リスク45.7%)

編集部の視点|"リスクの見える化"が判断の起点

不動産投資の失敗パターンは、「相場より高値づかみ」「入居需要のない立地」「修繕費の見積もり不足」「金利上昇時の返済負担増」に大別されます。これらのリスクを事前にシミュレーションし、最悪ケースでも耐えられる収支計画を立てることが、失敗を避ける第一歩といえます。

不動産投資の主な失敗パターン

結論から言うと、不動産投資の失敗パターンには一定の共通点があります。「立地」「価格」「借入」「管理」の4領域での判断ミスが失敗の主因となります。

典型的な失敗パターン

領域

失敗パターン

対策の方向性

立地

入居需要のない地方物件を購入

人口動態・空室率データを事前調査

価格

相場より割高で購入

複数物件比較、査定サイトの活用

借入

フルローンで金利上昇に対応できず

頭金確保、金利ストレステスト

管理

管理会社選定を誤り空室長期化

実績・地域理解のある会社を選定

収支

想定利回りが実質利回りと乖離

諸経費込みで実質利回りを計算

編集部の視点|"営業トークの鵜呑み"は最大のリスク

不動産投資会社の営業トークで「節税効果」「利回り」「値上がり期待」が強調されるケースがあります。数字は必ず自分で検算し、複数の情報源で裏付けを取ることが重要です。特に節税目的の不動産投資は、赤字前提の設計になっているケースがあり、「節税=損している」構図に注意が必要です。

不動産投資以外で検討したい資産運用|NISA・iDeCoが52.9%

結論から言うと、不動産投資以外で検討したい資産運用では「新NISAやiDeCoなど非課税制度の活用」52.9%がTOPで、続いて「成長株・テーマ株など個別株式」34.9%となりました。

順位

不動産投資以外で検討したい資産運用

回答率

1位

新NISAやiDeCoなど非課税制度の活用

52.9%

2位

成長株・テーマ株など個別株式

34.9%

3位

投資よりも家計の節約・改善を優先

19.3%

4位

老後資金準備などのライフプランニング

16.2%

5位

国内外の債券投資

12.5%

不動産投資が「一定のハードル」がある選択肢である一方で、NISA・iDeCoといった「税制優遇×少額から」の運用が主軸として選ばれる傾向が明確です。

不動産クラウドファンディングの選び方について詳しくは、不動産クラウドファンディングおすすめランキング19選!選び方やリスクも解説をご覧ください。

編集部の読み解き|5つの示唆

結論からお伝えすると、690人のデータから見えたのは「関心と不安の両立」「家賃収入への一極集中」「初心者向け選択肢の広がり」「失敗パターンの共通性」「税制優遇運用が主軸」の5点です。

示唆1|イメージは"大変"と"家賃収入"のバランス

イメージTOPが「大変」51.2%、TOP2が「家賃収入」44.8%と、ネガティブとポジティブが並存する認識です。この2つのイメージのバランスをどう見極めるかが、不動産投資の判断分かれ目となります。

示唆2|"家賃収入"への期待が62%と一極集中

関心者の目的の62%が「家賃収入」で、他の目的を大きく引き離しています。不労所得としてのインカム収入が不動産投資の最大の期待要素であることは明確で、他の投資商品との差別化ポイントといえます。

示唆3|初心者は"少額×分散"から

不動産投資の入口は、不動産クラウドファンディング・REITなど少額から始められる選択肢が広がっています。実物不動産の前に、これらで市場感覚を掴むアプローチが実務的です。

示唆4|"失敗パターン"を知ることが失敗回避の起点

不動産投資の失敗の多くは「立地・価格・借入・管理」の判断ミスに起因します。事前にリスクをシミュレーションし、営業トークを鵜呑みにせず自分で検算する姿勢が、成功確率を大きく引き上げます。

示唆5|"少額×税制優遇"の運用が主流に

不動産投資以外の検討先ではNISA・iDeCoが52.9%でTOPです。「少額から」「税制優遇あり」「管理不要」という条件を満たす運用が資産形成の主軸となっており、不動産投資はより高いハードルを越えられる層向けの選択肢と位置付けられている実態が読み取れます。

調査概要

項目

内容

調査主体

ITトレンドMoney編集部

調査期間

2025年

調査対象

全国の個人

有効回答数

690名

調査方法

Webアンケート

免責事項:本記事は客観的な情報提供を目的としており、特定の不動産投資商品や金融機関の勧誘を目的としたものではありません。掲載している情報は記事執筆時点のものであり、市場環境や制度により変更される場合があります。不動産投資にはリスクが伴い、元本が保証されるものではありません。投資判断は、必ず専門家にご相談の上、お客様ご自身の判断と責任において行っていただくようお願いいたします。