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不動産投資は初心者でも始められる?仕組みやリスク、始め方をわかりやすく解説【PR】
投資・資産運用公開日: 2026/05/25最終更新日: 2026/08/19※本記事はプロモーションを含みます

不動産投資は初心者でも始められる?仕組みやリスク、始め方をわかりやすく解説【PR】

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※本記事は一部PRを含みます。

不動産投資は、マンションやアパート、戸建てなどを購入し、家賃収入や売却益を得ることを目指す資産運用です。会社員の資産形成や老後資金づくりの選択肢として知られています。

一方で、不動産投資は元本保証ではありません。空室や修繕費、金利上昇、売却価格の下落などによって、想定より収支が悪化する可能性もあります。初心者が検討する際は、まず仕組みやリスク、必要資金を理解することが大切です。

本記事では、編集部の独自データで明らかになった初心者のリアルな不安や目的に触れながら、不動産投資の仕組み・メリット・リスク・始め方までを順に解説します。

仕組みやリスクを理解したうえで、まずは複数のサービスから情報収集することが大切です。まずは知名度の高い大手サービスで相談してみたい方は、不動産投資サービス「RENOSY(リノシー)」の資料請求や無料相談を検討してみてください。

不動産投資とは?初心者が知っておきたい基本

不動産投資とは、不動産を購入して貸し出し、家賃収入を得ることを目指す投資方法です。将来的に購入価格より高く売却できた場合は、売却益を得られる可能性もあります。

ただし、不動産は購入して終わりではありません。入居者募集や家賃回収、修繕、税金の支払いなど、購入後も管理が必要です。物件価格や家賃は市場環境によって変動するため、長期的な視点で考える必要があります。

ITトレンドMoney編集部が行った独自調査によると、不動産投資に「関心がある」と答えた人は33.9%。一方で、老後の経済状況に「不安を感じる」と回答した人は68.6%にのぼり、将来不安を背景に不動産投資が改めて注目を集めています。

不動産投資は家賃収入や売却益を狙う資産運用

不動産投資の主な収益は、入居者から受け取る家賃収入です。毎月の家賃から、ローン返済や管理費、修繕費、税金などを差し引いた金額が手元に残ります。

また、物件を売却する際に購入時より高い価格で売れた場合は、売却益を得られることがあります。ただし、不動産価格は地域や築年数、周辺環境、市況によって変動します。家賃収入と売却価格の両方を見ながら、収支を考えましょう。

預金や株式投資との違い

預金は元本が保護される範囲や利息の仕組みが比較的わかりやすい一方、不動産投資は物件価格や入居状況によって収益が変わります。株式投資と比べると、日々の価格変動は見えにくいものの、売却までに時間がかかる点が特徴です。

また、不動産投資ではローンを活用するケースがあります。自己資金より大きな金額の物件を取得できる可能性がある反面、家賃が入らない期間でも返済は続きます。

不動産投資は元本保証ではない

不動産投資は、預貯金のように元本が保証されるものではありません。国土交通省の資料でも、不動産の価値は金融や不動産市場の動向によって元本割れする可能性があることを理解する必要があると示されています。

出典:個人投資家への不動産投資に関するアンケート調査結果について|国土交通省

また、サブリース契約を利用する場合でも、契約内容によっては保証賃料が減額される可能性があります。契約期間や賃料改定、解約条件は事前に確認しましょう。

出典:サブリース契約に関するトラブルにご注意ください!|国土交通省

初心者が不動産投資を始める前に決めておきたいこと

不動産投資では、物件を探す前に目的や資金計画を整理することが重要です。目的が曖昧なまま進めると、物件価格や利回りだけを見て判断しやすくなります。

まずは、「毎月の収入を補いたい」「老後資金を準備したい」「長期的に資産をもつ」など、投資の目的を言語化しましょう。目的が明確になると、検討する物件や借入額、運用期間を判断しやすくなります。

初心者が不動産投資を始める前に決めておきたいこと

投資目的を明確にする

不動産投資の目的は人によって異なります。毎月の家賃収入を重視する人もいれば、将来の売却や相続を見据えて検討する人もいます。

目的を決める際は、短期的な利益だけでなく、どのくらいの期間保有するのかを考えましょう。長期で保有する場合、築年数の経過に伴う修繕や家賃下落も想定する必要があります。

自己資金と借入可能額を確認する

不動産投資では、自己資金と金融機関のローンを組みあわせて購入を検討するケースがあります。借入を利用できれば、自己資金だけでは購入しづらい物件も検討対象になります。

ただし、借入可能額が大きいからといって、上限まで借りる判断は慎重に行いましょう。空室や修繕が発生した場合でも返済を続けられるか、生活費とは別に余裕資金を確保できるかを確認することが大切です。

毎月の収支と長期の出口を想定する

不動産投資では、家賃収入だけでなく支出も含めて収支を確認します。主な支出には、ローン返済、管理委託費、修繕積立金、固定資産税、火災保険料などがあります。

あわせて、将来売却する場合の出口も考えましょう。売却時の価格は、市場環境や物件状態に左右されます。購入前に、賃貸需要や周辺相場、将来の修繕予定を確認しておくと、判断材料を整理しやすくなります。

不動産投資の主な種類

不動産投資には、区分マンション、一棟マンション、アパート、戸建て、不動産小口化商品、REITなどがあります。投資対象によって、必要な資金や管理の手間、リスクの出方が異なります。

初心者は、どれか一つを正解と決めるのではなく、自分の資金状況や投資目的にあわせて比較することが大切です。以下の表で、主な種類ごとの特徴を確認しましょう。

種類

仕組み

特徴

注意点

区分マンション投資

マンションの一室を購入して貸し出す

一棟物件と比べて購入金額を抑えやすく、比較対象にしやすい

所有する部屋が空室になると、家賃収入が入らない

一棟マンション・アパート投資

建物全体を所有し、複数の部屋を貸し出す

複数戸から家賃収入を得られるため、1室の空室で収入がゼロになりにくい

物件価格や修繕費が大きくなりやすい

戸建て投資

一戸建て住宅を購入して貸し出す

ファミリー層の入居が見込めるエリアでは、長期入居につながる場合がある

退去後の原状回復費や設備交換費が大きくなることがある

不動産小口化商品

複数の投資家が資金を出しあい、不動産に投資する

現物不動産を直接購入するより少額から検討できる場合がある

商品ごとに手数料や換金性、運用期間が異なる

REIT

投資家から集めた資金で不動産を取得し、利益を分配する

証券市場を通じて不動産に投資できる

価格変動や分配金の変動リスクがある

出典:不動産投資信託(REIT)|日本証券業協会

区分マンション投資

区分マンション投資は、マンションの一室を購入して賃貸に出す投資方法で、初心者が最初に検討することが多い形態です。

物件価格が数百万円〜数千万円と一棟物件より抑えやすく、都市部の駅近物件であれば安定した賃貸需要が見込みやすい点が特徴です。ただし所有する部屋が空室になれば家賃収入がゼロになるため、需要のあるエリア選定が重要です。

一棟マンション・アパート投資

一棟マンション・アパート投資は、建物全体を所有して複数の部屋を貸し出す投資方法です。

区分マンションと比べて物件価格が数千万〜数億円と高額になる一方、複数戸から家賃収入を得られるため、一室の空室で収入全体がゼロになるリスクを分散できます。修繕費や管理費の負担も一棟単位で発生するため、資金計画には余裕が必要です。

戸建て投資

戸建て投資は、中古の一戸建て住宅を購入して貸し出す方法で、ファミリー層の入居が見込めるエリアでは長期入居につながる場合があります。

物件価格は区分マンションと同程度から検討でき、地方の中古戸建てなら数百万円台の物件もあります。ただし退去時の原状回復費や給湯器・エアコン等の設備交換費が大きくなりやすく、修繕予算の確保が課題です。

不動産小口化商品

不動産小口化商品は、複数の投資家が資金を出しあって一つの不動産に投資する仕組みで、1口10万円〜100万円程度から検討できる場合があります。

現物不動産を直接購入するより少額から始められる点が特徴ですが、商品ごとに手数料や換金性、運用期間が異なるため、契約前の目論見書確認が欠かせません。

REIT(不動産投資信託)との違い

REIT(不動産投資信託)は、投資家から集めた資金でオフィスビル・商業施設・住宅等の不動産を取得し、賃料収入や売却益を分配する金融商品です。

証券取引所で株式のように売買でき、数万円から投資できる手軽さが特徴です。現物の不動産投資と違い自分で物件を選ぶことはできず、価格変動は日々発生する点で、性格の異なる投資対象と言えます。

不動産投資の利回りの考え方

不動産投資では「利回り」が物件の収益性を測る基本指標です。

しかし利回りには表面利回り・実質利回り・想定利回りの3種類があり、それぞれ意味と使いどころが違います。広告に表示される数字を鵜呑みにせず、どの利回りかを確認するのが失敗を避ける第一歩になります。

表面利回り・実質利回り・想定利回りの違い

表面利回りは年間家賃収入を物件価格で割った数字で、計算がシンプルなため広告や比較サイトで多く使われます。

ただし管理費・修繕積立金・固定資産税等の経費や空室期間が反映されないため、実際の手残りとは乖離が生じます。実質利回りは年間家賃収入から諸経費を差し引いた金額を、物件価格に購入時諸費用を加えた総額で割ったもので、より実態に近い数値です。

想定利回りは満室時の家賃収入を前提に計算したもので、新築や販売中の物件で使われることが多い前提付きの数字です。

利回りの種類

計算式

特徴

表面利回り

年間家賃収入 ÷ 物件価格 × 100

広告で最も使われる。経費・空室反映せず

実質利回り

(年間家賃収入 - 諸経費) ÷ (物件価格 + 購入時費用) × 100

実態に近い。判断の中心にすべき指標

想定利回り

満室時年間家賃収入 ÷ 物件価格 × 100

新築・販売中物件で使用。前提が理想的

エリア・物件タイプ別の利回り相場

利回りは物件のエリア・タイプ・築年数によって大きく異なります。

首都圏の区分マンションは資産価値の高さと空室リスクの低さから利回りが低め(表面4〜7%台)になる一方、地方の一棟アパートは物件価格が安いため表面利回り8〜15%と高い水準になります。

ただし地方物件は空室リスク・売却時の流動性リスクが相対的に高いため、高利回りイコール高収益とは限りません。新築は3〜10%、中古は5.5〜15%が理想の目安と言われますが、これはあくまで表面利回りの指標です。

エリア・物件タイプ

表面利回りの目安

東京23区・区分マンション(新築)

3〜5%台

首都圏・区分マンション(中古)

5〜7%台

地方主要都市・一棟アパート

7〜10%台

地方・郊外・築古物件

10〜15%台

利回りの最低ラインを決める

初心者が失敗を避けるためには、自分なりの「利回りの最低ライン」を決めておくことが大切です。

ローン金利が2%台であれば、実質利回りが金利+3%(=5%程度)を下回ると、修繕や空室が発生した時にキャッシュフローが赤字化しやすくなります。区分マンションなら実質5%以上、一棟物件なら実質7%以上を一つの目安として、物件比較の判断軸に使えます。

表面利回りが高くても実質利回りが低ければ意味がないため、複数物件を同じ計算式で並べて比較する姿勢が必要です。

不動産投資の収支シミュレーション例

不動産投資を検討する際は、家賃収入から諸経費・ローン返済を差し引いた「実際の手残り」を試算することが不可欠です。

ここでは初心者が想定しやすい区分マンションと一棟アパートの2パターンの試算例を示します。数字はあくまで概算のため、実際の物件検討では販売会社から詳細なシミュレーションを取り寄せて比較してください。

区分マンションの収支シミュレーション例

区分マンションの試算例として、物件価格2,500万円・月家賃10万円・自己資金250万円(頭金10%)・ローン2,250万円(35年・金利2.0%)のケースを想定します。

月の家賃収入10万円に対して、ローン返済月約7.5万円、管理費・修繕積立金月1.5万円、固定資産税月0.8万円、管理委託料5,000円と計上すると、月の手残りは約-3,000円(実質微赤字)となり、税金上の経費計上で節税効果がある一方、キャッシュフロー面では余裕が薄いことが分かります。

項目

金額(月額)

家賃収入

+100,000円

ローン返済

-74,500円

管理費・修繕積立金

-15,000円

固定資産税(月按分)

-8,000円

管理委託料

-5,000円

月次手残り

-2,500円

※上記のマイナスはキャッシュフロー上の月次手残りで、ローン返済月74,500円のうち元本相当分(初期は約3.7万円/月)は物件所有権として資産に積み上がります。減価償却の経費計上と合わせて、確定申告時には給与所得との損益通算で税還付を受けられるケースもあります。

一棟アパートの収支シミュレーション例

一棟アパートの試算例として、物件価格8,000万円・月家賃60万円(6戸満室)・自己資金1,600万円(頭金20%)・ローン6,400万円(30年・金利2.5%)のケースを想定します。

満室時家賃60万円に対して、ローン返済月約25.3万円、修繕積立金・共用部電気代・管理委託料合わせて月10万円、固定資産税月3万円と計上すると、満室時の月手残りは約21.7万円となります。

ただし1戸空室(-10万円)が発生すると手残りは11.7万円まで低下し、賃貸需要のエリア分析が重要な判断材料になることが分かります。

項目

金額(月額)

家賃収入(6戸満室)

+600,000円

ローン返済

-253,000円

共用部運営費(電気・清掃等)

-40,000円

修繕積立金

-30,000円

管理委託料(家賃5%)

-30,000円

固定資産税(月按分)

-30,000円

満室時月次手残り

+217,000円

試算時に見落としやすい経費項目

初心者向けの収支シミュレーションでは、日常的な経費だけでなく5〜10年に一度発生する大型支出も想定に入れる必要があります。

給湯器交換(15〜30万円)・エアコン交換(10〜20万円)・外壁塗装(数百万円・一棟のみ)・退去時の原状回復費(1戸あたり10〜30万円)といった突発的な支出が発生すると、月次で黒字だった物件も年間ベースで赤字化することがあります。修繕費は物件価格の1〜2%を毎年積み立てておくのが目安です。

不動産投資のメリット

不動産投資には、家賃収入を見込める場合があることや、ローンを活用して資産形成を検討できる点があります。管理会社を利用すれば、日常的な入居者対応を任せることも可能です。

ただし、メリットはリスクと表裏一体です。収益が見込める一方で、空室や修繕、金利上昇によって収支が悪化する場合もあります。

家賃収入を見込める場合がある

不動産投資では、入居者がいる期間は毎月家賃収入を得られます。給与収入とは別の収入源をつくりたい人にとって、検討材料の一つになるでしょう。

ただし、家賃収入は入居が続くことを前提にしています。空室期間が長くなると収入が減り、ローン返済や管理費の負担が重くなります。

ローンを活用して資産形成を検討できる

不動産投資では、ローンを活用して物件を購入するケースがあります。自己資金だけでは購入できない物件を取得できる可能性がある点は、不動産投資の特徴です。

一方で、借入をすると返済義務が発生します。家賃収入が想定より少なくなった場合でも返済は続くため、無理のない借入額に抑える必要があります。

管理会社を活用することで本業と並行しやすくなる場合がある

管理会社に業務を委託すれば、入居者募集や家賃回収、設備トラブル対応などを任せられます。会社員が本業と並行して不動産投資を検討する場合、管理体制は重要な確認項目です。

ただし、管理会社に任せる場合は手数料が発生します。管理の範囲や費用、緊急時の対応内容を事前に確認しておきましょう。

【編集部調査】始めるなら「不労所得」目的が約6割で圧倒的トップ

ITトレンドMoney編集部の独自調査で、「不動産投資を始めるなら最も重視したい目的」を聞いたところ、「毎月の安定した家賃収入(不労所得)」が62.0%で他を大きく引き離してトップとなりました。

順位

目的

回答率

1位

毎月の安定した家賃収入(不労所得)

62.0%

2位

インフレに負けないための資産防衛

15.4%

3位

出口戦略を考えた長期的な売却益

14.1%

4位

子世代・孫世代への資産承継

4.3%

5位

本業の所得に対する節税効果

4.3%

調査結果からも、不動産投資の最大の魅力は「労働収入とは別の収入源を持てる」ことだと多くの人が認識していることがわかります。

不動産投資のリスク

【編集部調査】不動産投資への不安・懸念TOP6

ITトレンドMoney編集部の独自調査では、不動産投資に対する不安・懸念として次の項目が上位に挙がりました(複数回答・最大3つ/n=690)。

順位

不安・懸念

回答率

1位

空室・災害などのリスクが怖い

35.6%

2位

運用や管理の手間がかかりそう

35.3%

3位

元本割れや想定外のトラブル

31.3%

4位

どのエリア・物件を選べばよいかわからない

26.0%

5位

初期資金・ローンの借り方がわからない

20.0%

6位

相談できる専門家がいない

11.7%

回答の傾向からは、「物件そのもののリスク」と「自分で判断・運用する難しさ」の両方が初心者の壁になっていることがわかります。以下、それぞれのリスクと対策を順に確認していきましょう。

空室や家賃下落のリスク

空室が発生すると、その期間の家賃収入は得られません。入居者が決まるまでの期間が長引くほど、収支に影響します。

また、築年数の経過や周辺環境の変化によって、家賃を下げないと入居者が決まりにくくなる場合があります。購入前に、周辺の賃貸需要や家賃相場を確認しましょう。

国土交通省は不動産取引価格情報をもとにした不動産価格指数を公表しています。不動産価格は一定ではなく、市場の影響を受ける点を理解しておきましょう。

出典:不動産価格指数|国土交通省

修繕費や管理費が増えるリスク

不動産は時間の経過とともに劣化します。給湯器やエアコン、水回り設備などは交換が必要になる場合があります。

区分マンションでは管理費や修繕積立金、一棟物件では外壁や屋根、共用部の修繕費も考慮が必要です。購入時の収支がよく見えても、将来の修繕費を含めると収益が下がることがあります。

金利上昇や返済負担のリスク

変動金利でローンを組む場合、金利が上昇すると返済額が増える可能性があります。返済額が増えても家賃収入が同じであれば、手元に残る金額は減ります。

ローンを利用する際は、現在の金利だけでなく、金利が上がった場合の収支も確認しましょう。金融機関から提示された条件を比較し、返済期間や金利タイプも検討する必要があります。

売却したいときにすぐ現金化できないリスク

不動産は株式や投資信託と比べると、売却までに時間がかかる傾向があります。買い手が見つからなければ、希望する時期や価格で売却できない場合があります。

また、売却時には仲介手数料や税金などの費用がかかります。将来売却する可能性がある場合は、購入前に売却時の条件も確認しましょう。

サブリース・空室保証のリスク

サブリース(家賃保証)契約は、不動産会社が物件を借り上げて空室リスクを引き受ける仕組みで、安定収入が魅力の一方、契約後の家賃減額問題が社会問題化した経緯があります。

2020年に「サブリース新法(賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律)」が施行され、不当な勧誘や重要事項説明の不備が規制対象となりましたが、契約時の保証賃料は数年ごとに見直されることがあり、想定より下がるケースがあります。

契約書の賃料改定条項・解約条件・空室時の免責期間を必ず確認し、国土交通省のサブリース契約に関する注意喚起も参考にしてください。

不動産投資ローンと融資の実務

不動産投資では、ローンを活用することで自己資金より大きな物件を購入できます。

ただし住宅ローンとは審査基準・金利・返済条件が異なり、事業性のあるローンとして扱われます。

融資の仕組みと審査で見られるポイントを理解しておくと、金融機関との交渉や物件選びで有利になります。

金利・返済期間・借入可能額の目安

不動産投資ローンの金利は2026年時点で年2.0〜4.5%程度が一般的で、住宅ローン(年0.5〜1.5%)より高めに設定されています。

返済期間は物件の法定耐用年数を上限とするケースが多く、木造アパートで22年、RC造マンションで47年が目安です。借入可能額は年収の7〜10倍程度が上限とされることが多く、自己資金の割合が高いほど審査が有利になります。

審査で重視される要件

不動産投資ローンの審査では、本人の属性(年収・勤続年数・勤務先)と物件の収益性の両面が見られます。

年収500万円以上・勤続3年以上・大手企業や公務員といった安定属性が有利になる傾向があります。

金融機関の方針により、自己資金比率が高い・保有金融資産が厚いといった場合に、年収要件が緩和されるケースもあります。物件側の要件としては、返済期間中の家賃収入が安定して見込める立地・建物性能が求められます。

住宅ローンとの違い

住宅ローンは自己居住用のための資金で、金利が低く長期の返済が組めるのが特徴です。

不動産投資ローンは賃貸事業の資金で、金利は高めながら家賃収入を返済原資にできる設計です。住宅ローンを組んだ物件を賃貸に転用することは原則として契約違反にあたり、金融機関に発覚すると一括返済を求められる可能性があります。目的に応じたローンを選ぶことが必要です。

不動産投資と税金・節税の基本

不動産投資では、家賃収入に対して所得税・住民税が課され、物件の売却時には譲渡所得税が発生します。

一方で、減価償却費や借入金利・管理費等を経費として計上できるため、条件によっては本業の給与所得と損益通算して節税効果を得られる場合があります。

ただし節税だけを目的にした投資は本末転倒になるため、まず収支の健全性を最優先で確認します。

減価償却の仕組み

減価償却は、建物や設備の取得費を法定耐用年数で分割して毎年経費計上する会計処理です。

木造アパートは22年、RC造マンションは47年、重量鉄骨造は34年(軽量鉄骨造は骨格材の厚さで19〜27年)が耐用年数で、この期間中は実際にお金が出ていかないのに帳簿上の経費が発生し、課税所得を圧縮できます。

特に築古の木造物件は残存耐用年数が短く、大きな減価償却費を計上できるため、所得税率の高い層の課税所得圧縮の手段として活用される場面があります。

経費計上できる主な項目

不動産投資で経費として計上できる項目は、借入金利、管理委託料、修繕費、固定資産税、火災保険料、減価償却費、税理士報酬、確定申告のためのソフト代等です。

物件を見に行くための交通費や不動産投資の勉強のための書籍代・セミナー参加費も、事業関連性が説明できれば経費計上可能です。

青色申告を選択すると、最大65万円の青色申告特別控除も適用され、節税効果がさらに広がります。

売却時の譲渡所得税(5年ルール)

不動産を売却して利益が出た場合、譲渡所得税がかかります。

所有期間が5年以下は「短期譲渡所得」で税率39.63%(所得税+住民税+復興特別所得税)、5年超は「長期譲渡所得」で税率20.315%と大きな差があります。

所有期間の判定は「売却する年の1月1日時点」で行うため、たとえば2020年6月に取得した物件を2025年12月に売却する場合、2025年1月1日時点では所有期間4年となり短期譲渡所得の税率が適用されます。売却タイミングは1月1日基準を意識した慎重な判断が必要です。

不動産投資の出口戦略(売却)の考え方

不動産投資の成否は「いつ・いくらで売れるか」の出口戦略で決まると言われます。

家賃収入(インカムゲイン)だけでは長期の資産形成が計画通り進まないことも多く、購入前から売却時のシナリオを想定しておくことが重要です。

売却タイミングは税制・物件相場・自己都合の複数要素で判断します。

売却タイミングの見極め方

売却タイミングを判断する主な要素は、所有期間の税制メリット(5年超の長期譲渡)、地域相場の推移、物件の築年数、自身のライフプランです。

特に築15〜20年を過ぎると設備更新の大型支出が発生しやすく、修繕コストが増える前に売却するのが実務的な選択肢の一つになります。

またオリンピック・万博等の地域イベントで一時的に相場が上振れするタイミングも、売却の好機になります。

売却価格の目安と流動性

不動産の売却価格は、収益還元法(想定家賃収入から逆算)や取引事例比較法(周辺の類似物件成約価格から算出)で査定されます。

同じエリアの類似物件が売買されている場合、成約事例の坪単価から自物件の売却予想額を大まかに把握できます。

ただし不動産は株式のように即時売却できないため、実際の売買成立まで3〜6か月かかることが一般的で、早期売却が必要な場合は査定額から10〜20%程度下げる必要があります。

売却時の損失回避策

売却時に損失が出ないよう、購入時から「売却しやすい物件」を選ぶ視点が大切です。

駅徒歩10分以内・築浅・単身向けニーズが強いエリア(都心・大学近辺等)の物件は、購入時にプレミアムを支払っても売却時の流動性が高く、損失回避に貢献します。

逆に地方の一棟アパートは高利回りでも売却時に買い手が見つかりにくいため、購入時から出口戦略を意識した物件選定が必要です。

初心者が不動産投資で注意したい失敗例

【編集部調査】「不動産投資」のイメージ、ポジティブとネガティブが拮抗

ITトレンドMoney編集部の独自調査では、「不動産投資」と聞いて浮かぶイメージとして以下が上位に挙がりました(複数回答・最大3つ/n=690)。

  • 空室リスクや大規模修繕など、運用や管理が大変 ── 51.2%
  • 不労所得として毎月安定した家賃収入が入る ── 44.8%
  • 元本割れやトラブルなど、リスクが大きそう ── 39.0%
  • 初期費用が高額で、多額のローンを抱えそう ── 36.2%
  • インフレや円安に強い現物資産である ── 18.6%

ネガティブとポジティブのイメージがほぼ拮抗しているのが実態です。実際には、管理委託で運用の手間をほぼゼロにできたり、区分マンションなら小さな自己資金から始められたりと、「思い込みと実態のギャップ」を埋めることが失敗を避ける第一歩になります。以下に挙げる失敗例は、まさにそのギャップから生まれているケースが少なくありません。

利回りの数字だけを見て判断したり、営業担当者の説明をそのまま受け入れたりすると、想定外の負担や失敗につながる可能性があるので注意しましょう。

十分な資金を用意せずに始める

不動産投資では、物件購入時の自己資金だけでなく、購入後の修繕費や空室時の返済資金も必要です。余裕資金が少ない状態で始めると、想定外の支出に対応しづらくなります。

毎月の家計を圧迫しない範囲で、投資に回せる金額を確認しましょう。生活費や緊急資金とは分けて考えることが大切です。

表面利回りだけで判断する

表面利回りは、年間家賃収入を物件価格で割って算出する指標です。シンプルで比較しやすい一方、管理費や修繕費、税金、空室期間は反映されません。

実際の収支を確認するには、実質利回りや手残り額を見る必要があります。広告上の利回りだけで判断せず、支出を含めたシミュレーションを確認しましょう。

営業担当者の説明だけで判断する

営業担当者の説明は、物件を理解するうえで参考になります。ただし、最終判断は自分で情報を確認したうえで行う必要があります。

家賃相場、周辺の空室状況、修繕履歴、ローン条件などを複数の情報源で確認しましょう。疑問点が残る場合は、契約前に質問し、回答内容を記録しておくと判断材料になります。

契約内容やリスクを確認しない

不動産投資では、売買契約、ローン契約、管理委託契約、サブリース契約など、複数の契約が関係します。内容を十分に確認しないまま契約すると、後から想定と違う条件に気づく可能性があります。

特に、解約条件、費用負担、賃料改定、修繕範囲は確認しておきましょう。契約書の内容が理解しづらい場合は、専門家に相談する方法もあります。

初心者が不動産投資を始める流れ

不動産投資を始める流れは、情報収集、資金計画、会社比較、物件確認、契約、管理開始の順で進みます。初心者は、最初から物件を決めようとせず、段階ごとに確認しながら進めることが大切です。

国土交通省の調査では、不動産投資経験がない理由として、知識がない、損をしそうで怖いといった回答が相当数あるとされています。まずは基礎知識を整理し、リスクを理解するところから始めましょう。

出典:個人投資家への不動産投資に関するアンケート調査結果について|国土交通省

情報収集を行う

最初に、不動産投資の仕組みやリスクを学びます。書籍や公的機関の資料、不動産会社のセミナー、比較サイトなどを活用して、複数の情報に触れましょう。

情報収集では、メリットだけでなく失敗例やトラブル事例も確認することが大切です。リスクを知ることで、物件選びや契約時に確認すべき点が見えやすくなります。

投資目的と資金計画を整理する

情報収集の次に、投資目的と資金計画を整理します。毎月どの程度の収支を目指すのか、何年程度保有するのか、いくらまで自己資金を出せるのかを確認します。

あわせて、借入を利用する場合の返済額も試算しましょう。収入が減った場合や空室が続いた場合でも、返済を続けられるかが重要です。

複数の不動産会社に相談する

不動産投資会社に相談する際は、1社だけで判断せず、複数社から情報を集めましょう。会社によって扱う物件や得意なエリア、管理体制が異なります。

相談時には、リスクの説明があるか、質問に対して具体的に回答してくれるかを確認します。メリットだけを強調する会社には慎重な姿勢で向きあいましょう。

物件情報と収支シミュレーションを確認する

物件を検討する際は、価格や利回りだけでなく、立地、築年数、入居状況、周辺の賃貸需要を確認します。将来の修繕費や家賃下落も想定した収支シミュレーションが必要です。

シミュレーションでは、家賃が下がった場合や空室期間が発生した場合も試算しましょう。楽観的な前提だけでなく、保守的な前提で確認することが大切です。

契約内容やローン条件を確認する

購入を決める前に、売買契約やローン条件を確認します。金利、返済期間、繰上返済の条件、団体信用生命保険の内容などを見ておきましょう。

契約書類では、解約条件や違約金、管理委託の範囲も確認します。わからない点を残したまま契約しないことが重要です。

不動産投資会社を選ぶときの確認ポイント

不動産投資会社は、物件紹介だけでなく、資金計画や管理体制にも関わります。初心者にとって、会社選びは投資判断を左右する重要な要素です。

ただし、特定の会社だけを最適と判断するのではなく、複数社を比較して自分で選ぶ姿勢が大切です。説明内容や担当者の対応を確認し、判断材料を整理しましょう。

メリットだけでなくリスクも説明しているか

会社を比較する際は、リスクの説明があるかを確認しましょう。空室、家賃下落、修繕、金利上昇、売却時の価格変動などを丁寧に説明しているかが重要です。

メリットだけを強調し、「失敗しない」「確実」などの表現を使う場合は注意が必要です。不確実な要素を含む投資では、リスク説明の有無が大切な判断材料になります。

収支シミュレーションの前提が現実的か

収支シミュレーションを見る際は、家賃、空室率、修繕費、金利、売却価格の前提を確認します。前提が楽観的すぎると、実際の収支とのズレが大きくなる可能性があります。

空室期間や家賃下落を含めた試算があるか、修繕費が十分に見込まれているかを確認しましょう。複数パターンのシミュレーションを出してもらうと比較しやすくなります。

管理や売却まで相談できる体制があるか

不動産投資は、購入後の管理が収支に影響します。入居者募集や修繕対応、退去時の原状回復など、管理体制を確認しましょう。

将来的に売却する可能性がある場合は、売却サポートの有無も確認項目です。購入時だけでなく、保有中や売却時まで相談できる体制があると、長期的な判断材料が増えます。

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不動産投資初心者に関するよくある質問

最後に、不動産投資初心者が疑問に感じやすい点を紹介します。制度や条件は個人の状況によって異なるため、具体的な判断は不動産会社や金融機関、税理士などに確認しましょう。

不動産投資はいくらから始められる?

必要な資金は、物件価格やローン条件、購入時の諸費用によって異なります。区分マンションと一棟物件では必要資金が大きく変わります。

購入時には、頭金だけでなく、登記費用、ローン関連費用、保険料、税金なども発生します。物件価格だけでなく、初期費用と購入後の運転資金を含めて確認しましょう。

会社員でも不動産投資はできる?

会社員でも不動産投資を検討することは可能です。給与収入がある場合、金融機関の融資審査で確認される材料の一つになります。

ただし、勤務先の副業規定やローン返済への影響は確認が必要です。管理会社を活用すれば日常業務を委託できますが、収支確認や契約判断は本人が行う必要があります。

不動産投資ローンと住宅ローンの違いは?

住宅ローンは、自分や家族が住む住宅を購入するためのローンです。一方、不動産投資ローンは、賃貸用物件を購入するためのローンです。

目的が異なるため、審査基準や金利、返済条件も異なります。自己居住用の住宅ローンを投資用物件に使うことはできません。用途にあったローンを確認しましょう。

不動産投資で節税はできる?

不動産投資では、減価償却費や借入金利、管理費などを経費として扱える場合があります。ただし、節税効果は所得状況や物件内容によって異なります。

節税だけを目的に始めると、収支が悪化した場合に負担が大きくなる恐れがあります。税務判断は個別性が高いため、税理士などの専門家に相談しましょう。

不動産投資は相続対策になる?

不動産は現金や金融資産と比べて相続税評価額が低く算出されるため、相続対策として活用されることがあります。

土地は路線価(実勢価格の約80%)、建物は固定資産税評価額(実勢価格の約60〜70%)で評価されます。さらに賃貸用物件では、土地は「貸家建付地」として借地権割合と借家権割合(全国一律30%)分の評価減、建物は「貸家」として借家権割合分の評価減が適用され、結果として実勢価格の約半分程度の相続税評価額になるケースもあります。

ただし相続直前の駆け込み的な投資は、税務当局から相続税評価額を実勢価格ベースに見直される可能性があり、相続後の管理負担も発生するため、税理士と長期プランを立ててから検討することが望ましいです。

まずは情報収集から始めたい方へ

編集部調査でも、初期資金・ローン・物件選びに不安を抱える人は全体の2〜3割を占めました。リスクとリターンを正しく理解するには、実績のある不動産投資会社の資料を取り寄せて比較するのが最も効率的な第一歩です。

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まとめ:初心者は仕組みとリスクを理解してから不動産投資を検討しよう

不動産投資は、家賃収入や長期的な資産形成を目指せる投資方法です。一方で、空室、家賃下落、修繕費、金利上昇、売却価格の下落など、さまざまなリスクがあります。

初心者は、物件を探す前に投資目的や資金計画を整理し、リスクを含めた収支シミュレーションを確認しましょう。複数の不動産会社から情報を集め、契約内容や管理体制を比較することも大切です。

不動産投資は、十分な知識と余裕資金をもとに検討することで、自分にあうかを判断しやすくなります。短期的な利益や表面的な利回りだけで判断せず、長期的な視点で慎重に進めましょう。


【免責事項】

本サービスは提携先の商品・サービスを紹介する広告プラットフォームであり、金融商品の販売・仲介・勧誘を行うものではありません。ご契約・お申し込みは、お客様と提携業者との間で直接行っていただきます。当社は契約の当事者にはなりません。最新の金利や条件は必ず遷移先の公式サイトにてご確認ください。投資や契約に関する最終的な判断は、お客様ご自身の責任で行っていただくようお願いいたします。

また、記事内で扱っている数値はシミュレーションとなりますので、詳しくは各専門家にご相談ください。

本記事で引用した独自調査について

調査主体

ITトレンドMoney編集部

調査方法

インターネットリサーチ

調査期間

2025年10月

調査対象

20代~80代以上の男女

有効回答数

690名

主な設問

不動産投資への関心度/始める際に重視したい目的/浮かぶイメージ/不安・懸念/検討中の他の資産運用/老後の経済状況への不安度/世代・年収・金融資産額 ほか

設問形式

単一回答・複数回答(最大3つまで選択)

※構成比は小数第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。
※複数回答の設問は、回答数の合計が100%を超えます。