「銀行カードローンの中で審査に通りやすいのはどこか」「過去にアコムやプロミスで落ちたが、銀行系ならチャンスはあるか」「保証会社が同じなら結果も同じなのか」。そう悩んでいる方に、銀行カードローンの通りやすさを保証会社の切り口で整理します。
結論を先にお伝えします。銀行カードローンの実質的な審査は「保証会社」が行うため、通りやすい銀行を探す作業は「過去に落ちていない保証会社が付いている銀行を選ぶ作業」になります。特にイオン銀行カードローンは保証会社が4社体制のため、いずれか1社の審査に通れば契約できる仕組みで、通過可能性が構造的に高い代表例です。
この記事では、主要銀行カードローンの保証会社対応表、過去落ちを回避する選び方、属性別の狙い目、通過確率を上げる5つの工夫、審査に落ちた場合の次の一手まで、2026年7月時点の主要各社データで解説します。
銀行カードローンの通りやすさは「保証会社」で決まる
- 銀行カードローンは保証会社が実質的な審査を行う。銀行名ではなく保証会社を見る
- 過去に落ちた消費者金融がある場合、その会社を保証会社とする銀行は避けるのが基本戦略
- イオン銀行カードローンは保証会社4社体制で構造的に通過可能性が高い
- 地銀は地元密着で属性評価が柔軟な場合があるが、営業エリア制限あり
- いずれの銀行も2017年の全銀協自主規制で年収3分の1〜2分の1が実質上限
審査の一般的な流れ・落ちる原因の全体像は下記の別記事をご覧ください。
主要銀行カードローンの保証会社マトリクス
ITトレンドMoney編集部が公表情報を整理した、主要銀行カードローンと保証会社の対応です。
銀行カードローン | 保証会社 |
|---|---|
三菱UFJ銀行 バンクイック | アコム |
三井住友銀行 カードローン | SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス) |
みずほ銀行 カードローン | オリコ |
りそなプレミアムカードローン | りそなカード |
イオン銀行 カードローン | イオンフィナンシャルサービス/ドコモ・ファイナンス/オリコ/アコム(複数社体制) |
楽天銀行 スーパーローン | 楽天カード/SMBCコンシューマーファイナンス |
auじぶん銀行 カードローン | アコム |
住信SBIネット銀行 カードローン | SMBCコンシューマーファイナンス |
PayPay銀行 カードローン | SMBCコンシューマーファイナンス |
セブン銀行 カードローン | アコム |
オリックス銀行 カードローン | オリックス・クレジット/新生フィナンシャル |
※保証会社体制は各行の運用変更で入れ替わることがあります。申込前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
「通りやすさ」の観点で銀行カードローンを分類
タイプA:保証会社複数体制型(通過可能性の分散)
複数の保証会社体制を持つ銀行は、1社の審査に通れば契約成立する仕組みのため、構造的に通過可能性が高い傾向にあります。
- イオン銀行カードローン:4社体制(イオンFS/ドコモ・ファイナンス/オリコ/アコム)
- 楽天銀行スーパーローン:2社体制(楽天カード/SMBCコンシューマーファイナンス)
- オリックス銀行カードローン:2社体制(オリックス・クレジット/新生フィナンシャル)
タイプB:保証会社単独型(保証会社との相性が全て)
保証会社が1社の商品は、その保証会社との相性で結果が決まります。過去にその会社の商品に落ちている場合、再挑戦は慎重に行いましょう。
- アコム系:バンクイック/auじぶん銀行/セブン銀行
- SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)系:三井住友銀行/住信SBIネット銀行/PayPay銀行
- オリコ系:みずほ銀行
タイプC:地方銀行(営業エリア制限あり)
地方銀行のカードローンは、営業エリア内の住居・勤務先が申込条件になるものが多く、地元密着で属性評価が柔軟な場合があります。ただし営業エリア外の申込は原則不可のため、居住地・勤務地で対象銀行が絞られます。
過去落ちを回避する銀行カードローンの選び方
過去落ちの履歴と保証会社をマッピング
過去に消費者金融で落ちた経験がある場合、同じ会社を保証会社とする銀行カードローンは同じ判断で落ちる可能性が高くなります。以下のマッピングで回避先を検討してください。
過去落ち会社 | 回避すべき銀行 | チャレンジ推奨 |
|---|---|---|
アコム | バンクイック/auじぶん銀行/セブン銀行 | 三井住友/みずほ/楽天/オリックス |
プロミス(SMBC-CF) | 三井住友/住信SBI/PayPay銀行 | バンクイック/みずほ/イオン/オリックス |
オリコ | みずほ銀行 | バンクイック/三井住友/楽天/オリックス |
アイフル | (銀行保証会社としては採用少ない) | 大半の銀行が候補 |
信用情報機関(CIC・JICC)の申込情報は6ヶ月で消えるため、6ヶ月経過後の再申込であれば新規申込として扱われます。ただし延滞・事故情報は5年残るため、事故情報がある期間は多くの銀行でNGです。
信用情報の事前開示を推奨
申込前にCIC・JICCの信用情報を開示請求(各1,000円・スマホ完結)することで、事故情報の有無・他社契約状況を確認できます。事故情報がある場合、事故情報が消えるまでは新規申込を控える方が現実的です。
属性別の銀行カードローンの選び方

正社員・勤続3年以上
安定属性の代表格で、ほとんどの銀行カードローンで対象になります。金利水準と限度額で選ぶのがセオリー。低金利志向なら三井住友銀行・住信SBIネット銀行、大枠志向ならみずほ銀行・住信SBIネット銀行が候補です。
契約社員・派遣・勤続1〜3年
安定継続収入があれば申込可能ですが、限度額は低めに付与される傾向。イオン銀行・楽天銀行など保証会社複数体制の商品が現実的です。
パート・アルバイト
本人に安定収入があれば申込対象になる銀行があります。イオン銀行・楽天銀行スーパーローンは公式でパート・アルバイトも申込可能と明記。ただし限度額は10〜30万円が目安です。
専業主婦(本人収入なし)
本人に収入がない専業主婦は、多くの銀行で申込不可です。イオン銀行・楽天銀行スーパーローンなど一部の銀行では、配偶者収入を含めた審査に対応する商品があります。限度額は10〜30万円が中心です。
自営業・個人事業主
確定申告書控えの提出で申込可能な銀行がほとんど。開業1年以上・確定申告実績1年以上が目安です。詳細は下記の別記事をご覧ください。
年金受給者
年金以外の収入がない高齢者は、多くの銀行で申込対象外または年齢上限(65〜70歳)の制約があります。詳細は下記の別記事をご覧ください。
通過確率を上げる5つの工夫
1. 希望限度額を必要最小限に設定
希望限度額を50万円以下に抑えると、収入証明書の提出が原則不要になり(他社借入合算100万円超の場合を除く)、審査プロセスが速く進みます。「大きな枠がほしい」より「必要な額だけ」で書く方が、返済能力とのバランスが取れ通過しやすくなります。
2. 申込は1〜2社に絞る
短期間(1ヶ月以内)に複数社へ同時申込すると「申込ブラック」として警戒され、審査で不利に働きます。1社目の結果を確認してから2社目に進むのが安全です。
3. 申込情報を正確・詳細に記入
年収・勤続年数・他社借入額など、後で信用情報や書類で照合される項目は正確に記入します。虚偽・誤記入が発覚すると即座に否決される上、以降の他社申込にも悪影響が及びます。
4. 信用情報の事前開示で状況把握
CIC(開示手数料500円・スマホ)・JICC(1,000円・スマホ)で自分の信用情報を確認し、事故情報・他社契約状況を把握してから申込します。他社契約が想像より多い、事故情報が残っているなど、想定外を減らせます。
5. 保証会社の違いで銀行を選ぶ
本記事で提示した保証会社マトリクスをもとに、過去に落ちた会社を保証会社とする銀行を避けて選ぶことで、通過可能性を上げられます。
審査に落ちた場合の次の一手
ステップ1:落ちた原因を推定
審査に落ちる原因は「他社借入過多」「信用情報の事故」「属性の弱さ(勤続短・非正規)」「申込情報の不備」のいずれかが典型的です。CIC・JICCの信用情報を開示し、原因を推定します。
ステップ2:期間を空けて別保証会社の銀行に申込
6ヶ月経てば申込情報は消えます。原因が「保証会社との相性」であれば、期間を空けて別保証会社の銀行に申込します。「他社借入過多」が原因なら、まず他社を返済・完済してから申込します。
ステップ3:中小消費者金融・救済策の検討
銀行・大手消費者金融の審査が難しい場合、中小消費者金融(ベルーナノーティス・ダイレクトワン等)や公的救済策(生活福祉資金貸付・住居確保給付金)に切り替える選択肢があります。
よくある質問(FAQ)
銀行カードローンは消費者金融より審査が甘いですか?
いいえ、一般に銀行カードローンの方が審査は厳しめです。銀行は総量規制の対象外ですが、2017年の全銀協自主規制で年収の3分の1〜2分の1を実質上限としており、また保証会社も慎重審査を行うため、消費者金融より通過ハードルが高い傾向にあります。ただし金利は消費者金融より低めです。
過去にアコムで落ちましたが、バンクイックは受かりますか?
難しい可能性が高いです。バンクイックの保証会社はアコムのため、過去落ちの判断が引き継がれることが多いです。三井住友銀行(保証会社SMBCコンシューマーファイナンス)や、みずほ銀行(保証会社オリコ)など、別保証会社の銀行を検討してください。
イオン銀行カードローンが通りやすいと言われるのはなぜ?
保証会社が4社体制(イオンフィナンシャルサービス・ドコモ・ファイナンス・オリコ・アコム)で、いずれか1社の審査に通れば契約成立する仕組みのため、単独保証会社の商品より通過可能性が構造的に高い、と説明されます。ただし「必ず通る」わけではなく、他社借入や信用情報の状態次第では否決されます。
地方銀行の方が通りやすいという話は本当ですか?
ケースバイケースです。営業エリア内の住居・勤務先という条件を満たす顧客に対しては、地元密着で属性評価が柔軟な場合があります。ただし営業エリア外の申込は原則不可のため、居住地・勤務地で選択肢が絞られる点に注意が必要です。
審査に落ちてすぐ別の銀行に申込しても大丈夫ですか?
推奨しません。1〜2ヶ月に複数社へ同時申込すると「申込ブラック」として警戒され、審査に不利に働きます。1社ずつ結果を確認しながら、最低1ヶ月以上の間隔を空けて申込するのが安全です。信用情報の申込情報は6ヶ月で消えるため、それを目安に本格的な再チャレンジを組みます。
まとめ
銀行カードローンの通りやすさは「保証会社」で大きく変わります。要点を整理します。
- 銀行カードローンは保証会社が実質的な審査を行うため、保証会社軸で銀行を選ぶ
- 過去に落ちた消費者金融を保証会社とする銀行は避けるのが基本戦略
- イオン銀行・楽天銀行・オリックス銀行は保証会社複数体制で通過可能性が高め
- 属性別に選び方が変わる(正社員は金利で選ぶ、パート・専業主婦は複数体制銀行)
- 通過確率を上げる希望額最小化・申込1〜2社・情報正確・信用情報開示・保証会社選びの5工夫
- 落ちたら6ヶ月待って別保証会社、または中小消費者金融・公的制度に切替
※本記事は2026年7月時点の各社公表情報・関連法令をもとに作成しています。保証会社体制・金利・限度額・審査基準等は予告なく変更される場合があります。実際の借入条件は各金融機関の公式サイトで確認のうえ、ご自身の判断と責任で申込してください。

