急に仕事を失ったり、病気で働けなくなったりしたとき、手元にいくらあれば生活を続けられるのか。生活防衛資金の目安は「生活費の何か月分」と紹介されることが多いものの、必要な月数は人によって違います。
月数を左右するのは、働き方や加入している公的保険です。会社員であれば、雇用保険の基本手当や健康保険の傷病手当金が出るまでの期間と、給付で足りない額を足し合わせると、自分に必要な額を計算できます。
ここでは、月の支出の出し方、公的給付から月数を決める手順、置き場所の比べ方、貯め方と投資との順番を、公的機関の情報と編集部の独自調査をもとに整理します。
結論|生活防衛資金は「月の支出×自分に必要な月数」で決める
生活防衛資金の額は「月の支出×必要な月数」で決まります。このうち月の支出は家計の記録から出せますが、月数は人によって大きく変わります。
月数は一律ではなく、収入が止まったときに公的給付が出るまでの期間と、給付で足りない額から決めます。
- 月の支出は、固定費と変動費に分けて直近数か月の実績から出す
- 会社員は、雇用保険の基本手当と健康保険の傷病手当金が「いつから・いくら」出るかで月数を考える
- 自営業・フリーランスは、加入している制度に同様の給付があるかを確認し、ない分を手元資金で備える
- 置き場所は、すぐ引き出せて元本が減らないことを優先する
- 貯まるまでは投資に回す額を抑え、生活防衛資金を先に確保する
こんな人に | 月数を考えるときの確認先 | 理由 |
|---|---|---|
会社員など雇用されて働く人 | 雇用保険の基本手当、健康保険の傷病手当金 | 給付が始まるまでの期間と、給付額と支出の差が月数を決める |
自営業・フリーランス | 加入している健康保険・共済などの給付の有無 | 会社員向けの給付が前提にできない場合、その分を手元資金で備える必要がある |
共働き・子育て世帯 | 世帯の収入のうち、止まる可能性がある分 | 片方の収入が止まったときの不足額と、教育費など減らせない支出で額が変わる |
生活防衛資金とは|貯金・投資資金との違い
生活防衛資金は、失業・病気・けが・災害などで収入が止まったり、予定外の大きな出費が出たりしたときに、生活を続けるためのお金です。使う場面が「予定していない緊急時」に限られる点で、旅行や住宅購入のために貯める貯金とは目的が違います。
投資資金との違いは、値下がりしている時期でも使う必要があるかどうかです。投資は値動きがあるため、急にお金が必要になった時期と相場の下落が重なると、損失を確定させて換金することになります。生活防衛資金を別に持っておくと、投資資金を慌てて取り崩さずに済みます。
ITトレンドMoney編集部は2025年に、全国の働く世代の個人760名を対象にWebアンケートを行いました。今の給与に満足していないと答えた552名のうち33.9%が、その理由に「突発的な出費に対応できる余裕がない」を挙げています(複数回答)。同じ552名のうち40.8%は「生活費で手一杯、貯蓄まで回らない」と答えています。
この結果は給与に満足していない人に限った回答で、回答者全体の割合ではありません。ただ、急な出費への不安が給与への不満と結びついている人がいることは読み取れます。
調査の詳細は【独自調査】760人の給与満足度|不満48.1%と"貯蓄できない"50.4%の実態をご覧ください。
必要額の計算方法|月の支出を固定費と変動費に分けて出す
生活防衛資金の計算の土台は、毎月いくら出ていくかです。収入ではなく支出で考えるのは、収入が止まったあとも出ていくお金を賄うための資金だからです。
固定費と変動費を分けて書き出す
固定費は、家賃・住宅ローン、水道光熱費の基本料金、通信費、保険料、サブスクリプションなど、毎月ほぼ同じ額が出ていく支出です。変動費は、食費・日用品・交際費・医療費など、月によって額が変わる支出です。
変動費は直近数か月の平均で見ると、季節による増減をならせます。家計簿をつけていない場合は、銀行口座とクレジットカードの利用明細を並べると、おおよその額をつかめます。
収入が止まったときに削れる支出と、削れない支出を分けておくと、より現実的な額になります。たとえば交際費や趣味の費用は減らせても、家賃や保険料は短期間では変えにくい支出です。
試算例(仮の数字)
次の表は、計算の流れを示すための仮の数字です。実際には、ご自身の家計の実績に置き換えて計算してください。
項目 | 月額(仮) | 収入が止まったとき |
|---|---|---|
住居費 | 8万円 | 減らしにくい |
水道光熱費・通信費 | 3万円 | 一部減らせる |
保険料 | 2万円 | 減らしにくい |
食費・日用品 | 7万円 | 一部減らせる |
交際費・趣味・その他 | 5万円 | 減らせる |
合計 | 25万円 | 切り詰めた場合は約20万円 |
この例では、ふだんの支出は月25万円ですが、交際費などを切り詰めると月約20万円まで下げられます。生活防衛資金を計算するときは、ふだんの額で見るか、切り詰めた額で見るかを先に決めておくと、目標額がぶれません。
「手取り」で計算する考え方との違い
月の手取り収入を基準に計算する方法もあります。手取りで計算すると、毎月貯蓄している分まで含んだ額になるため、支出で計算するより目標額は大きくなります。
支出の記録がない段階では手取りで仮置きし、記録がそろったら支出で計算し直す、という順番で進めると、最初の目標を立てやすくなります。
一人暮らしの生活費の内訳は一人暮らしの生活費は平均いくら?適正な内訳と家計の黄金比率を解説で詳しく紹介しています。
何か月分にするか|公的給付が出るまでの期間から考える
月数を決めるときに考えるのは、次の3つです。1つ目は、収入が止まってから公的給付が始まるまで、収入がない期間。2つ目は、給付が出ている間でも、給付額と支出の差で足りなくなる額。3つ目は、家電の故障や冠婚葬祭などの急な出費です。
この3つを足した額が、自分にとっての生活防衛資金の目安になります。会社員が使える主な公的給付は、雇用保険の基本手当と健康保険の傷病手当金です。それぞれの仕組みを、ハローワークと全国健康保険協会(協会けんぽ)の公表内容から見ていきます。
会社員が失業したとき|雇用保険の基本手当
雇用保険の基本手当を受け取るには、原則として離職の日以前2年間に、被保険者期間が通算12か月以上あることが必要です。特定受給資格者と特定理由離職者は、離職の日以前1年間に通算6か月以上で対象になります。
あわせて、ハローワークで求職の申込みを行い、就職する意思と、いつでも就職できる能力があることも条件です。
受け取れる額(基本手当日額)は、離職直前6か月の賃金の合計を180で割った額(賃金日額)の、およそ50〜80%です。60歳〜64歳の人は、およそ45〜80%です。賃金が低い人ほど高い率になり、年齢ごとに上限額もあります。つまり、給付が出ている期間も、離職前の給与と同じ額は入ってきません。
支給が始まるまでにも期間があります。求職の申込み後、失業の状態にある7日間は「待期」として支給されません。さらに正当な理由のない自己都合などで離職した場合は、待期のあとに「給付制限」の期間があり、その間も支給されません。
正当な理由のない自己都合で離職した場合の給付制限期間は、離職日によって異なります。離職日が2025年(令和7年)4月1日以降なら原則1か月、同年3月31日以前なら原則2か月です。
ただし、離職日からさかのぼって5年間のうちに2回以上、正当な理由なく自己都合で離職して受給資格決定を受けている場合は3か月です。自己の責めに帰すべき重大な理由で解雇された場合(いわゆる重責解雇)も3か月です。
自分の離職理由がどれに当たるかは、ハローワークで確認できます。退職を考える段階で確かめておくと、必要な資金を見積もりやすくなります。
支給が始まってからも、失業の認定は原則4週間に1度で、認定日から通常5営業日で口座に振り込まれます(休日や年末年始をはさむと遅れることがあります)。
給付を受けられる日数(所定給付日数)は、自己都合などの一般の離職者で被保険者期間が1年以上5年未満の場合は90日です。離職理由・年齢・被保険者期間によって異なり、特定受給資格者で45歳以上60歳未満、被保険者期間20年以上の場合は330日です。
基本手当を受けられる期間は、原則として離職の翌日から1年間です。生活防衛資金は、給付が始まるまでの無収入の期間と、給付額が支出に届かない分を埋める役割を持ちます。
病気やけがで働けないとき|健康保険の傷病手当金
協会けんぽに加入している会社員は、業務外の病気やけがで働けないとき、傷病手当金を受け取れる場合があります。健康保険組合などに加入している場合は、加入先で条件を確認してください。支給の条件は、療養のために仕事に就けず、連続する3日間を含み4日以上仕事に就けなかったこと、その期間の給与が支払われていないことなどです。給与が一部支払われていても、傷病手当金の額より少ない場合は差額が支給されます。
最初の連続3日間は「待期」で、支給は4日目からです。待期には有給休暇や公休日も含まれます。
1日あたりの額は、支給開始日以前12か月の標準報酬月額の平均を30で割った額の3分の2です。ふだんの給与のおおむね3分の2になるため、支出が給与に近い家計では、差額を手元資金で埋めることになります。支給期間は、支給を開始した日から通算して1年6か月です。
自営業・フリーランスの場合
基本手当は雇用保険の被保険者期間があることが受給の条件で、傷病手当金は協会けんぽなど健康保険の被保険者向けの制度です。会社に雇われずに働く自営業・フリーランスの方は、これらを前提にした計算はできません。
まず、加入している健康保険や共済、民間の保険に、働けないときの所得を補う給付があるかを確認します。給付がない、または額が小さい場合は、その分を生活防衛資金で賄う前提で月数を考えます。仕事の受注が途切れる時期がある場合は、過去に収入が減った期間の長さも参考になります。
共働き・子育て世帯で考えること
共働きの世帯では、「片方の収入が止まったときに、残る収入と給付で足りない額はいくらか」を計算します。2人とも同時に収入が止まる場面まで想定するかは、勤務先や業種が同じかどうかなども踏まえて世帯で決めます。
子育て世帯では、教育費や保育料など、収入が止まっても削りにくい支出が増えます。試算の表で「減らしにくい」支出が多い家計ほど、必要な額は大きくなります。
計算例(仮の数字)
月の支出25万円の会社員が離職した場合を、仮の数字で考えます。給付が始まるまで収入がない期間を仮に2か月とすると、この間の支出は50万円です。
給付が始まったあと、給付額が月の支出より毎月7万円少ない状態が3か月続くとすると、不足額は21万円です。これに急な出費への備えとして20万円を足すと、合計は91万円になります。
ここで置いた2か月・7万円・3か月は、いずれも計算の流れを示すための仮の数字で、制度上の期間や額ではありません。実際の期間や給付額は、離職理由・年齢・賃金・被保険者期間で変わるため、ハローワークや加入している健康保険で確認した値に置き換えてください。
よく紹介される「生活費の3〜6か月分」との関係
生活防衛資金の目安として、「生活費の3〜6か月分」という数字が紹介されることがあります。ただし、ハローワークや金融庁などの公的機関のページで、この月数を目安として示した記載は、編集部では確認できていません。
この数字は、自分の月数を出すための出発点として使えます。上で整理した「給付が始まるまでの期間」「給付で足りない額」「急な出費」を当てはめると、3か月分で足りるのか、6か月分でも足りないのかを判断できます。
たとえば傷病手当金は、支給期間が通算1年6か月あっても、額は給与のおおむね3分の2です。支出が給与に近い家計では、給付が続く間も毎月の不足が積み上がります。会社員向けの給付を前提にできない自営業・フリーランスでは、6か月分でも足りない場合があります。
置き場所の比べ方|引き出すまでの日数・元本・預金保険で比べる
生活防衛資金の置き場所は、記事や金融機関によって普通預金・定期預金・国債など意見が分かれます。どれを選ぶかは、同じ物差しで比べると判断しやすくなります。
金融庁は、金融商品の性質を「安全性」「収益性」「流動性」の3つで整理し、「3つとも◎の金融商品はありません」としています。安全性は「元本および利子の支払いが確実かの度合い」、流動性は「必要になったときにすぐ換金できるかの度合い」です。
生活防衛資金の置き場所では、増やすことより「必要な日にすぐ使えること」を優先します。
置き場所 | すぐ使えるか | 元本 | 注意点 |
|---|---|---|---|
普通預金 | いつでも引き出せる | 減らない | 生活費と同じ口座だと使い込みやすい |
定期預金 | 満期前に引き出すと中途解約になる | 減らない | 中途解約の条件は金融機関ごとに異なる |
個人向け国債 | 原則、発行後1年経過すれば中途換金できる | 額面金額で換金される(調整額が差し引かれる) | 中途換金時は直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685が差し引かれる。預金ではない |
投資信託 | 換金はできるが、時期によって受け取る額が変わる | 値動きがあり、減ることがある | 金融庁の整理では安全性「△〜◯」 |
預金は預金保険の対象
普通預金や定期預金は、預金保険制度の対象です。利息のつく普通預金や定期預金などの「一般預金等」は、預金者1人あたり元本1,000万円までと破綻日までの利息等が保護の対象です。「利息がつかない」「いつでも払戻しを請求できる」「決済サービスを提供できる」の条件を満たす「決済用預金」は、全額が対象です。当座預金や利息のつかない普通預金がこれに当たります。
一般預金等の1,000万円は、1つの金融機関ごとに、預金者1人あたりの預金を合算して判定します。生活防衛資金の口座と同じ金融機関にほかの預金もある場合は、合計額を確認します。1,000万円を超える場合は、決済用預金を使うか、1つの金融機関あたりの合計を1,000万円以内に収めると、全額が保護の対象になります。
一方で、元本1,000万円を超える部分は、破綻した金融機関の財産の状況によっては支払われない可能性があります。外貨預金は預金保険の対象外です。生活防衛資金を外貨預金に置くと、為替の動きで円に戻したときの額が変わるため、円の預金に置くと必要な額を見込みやすくなります。
口座を分けておく
生活費と同じ口座に置いておくと、生活防衛資金と日々の支出の区別がつきにくくなります。生活防衛資金専用の口座を普通預金で作り、目標額まではそこに貯めていく方法を取ると、残高を見るだけで達成度を確認できます。
目標額を超えた分や、すぐには使わないと判断した分は、定期預金や個人向け国債に分けておく選択肢もあります。その場合も、満期前に引き出すと中途解約になる定期預金や、個人向け国債は、すぐ使う分とは別に考えます。個人向け国債は、災害救助法が適用される大規模な自然災害の被災時や保有者の死亡時を除き、発行後1年は換金できません。
貯め方|先取り貯蓄と臨時収入の使い方
生活防衛資金を貯める方法として取り入れやすいのは、給料が入った時点で一定額を別の口座に移す「先取り貯蓄」です。残った分を貯める方法と比べ、使いすぎた月でも貯蓄額が減りにくくなります。
ITトレンドMoney編集部が2025年に全国の個人939名に行ったWebアンケートでは、42.5%が「毎月自動的に貯蓄・投資に回している」と答えました。「残った分を貯蓄・投資に回している」は16.4%です。
この設問は貯蓄と投資をまとめて尋ねており、生活防衛資金として貯めているかどうかまでは分かりません。それでも、自動で移す仕組みを使っている人が一定数いることは読み取れます。
調査の詳細は【独自調査】939人の家計管理|家計簿30.6%と"先取り貯蓄"実践42.5%の実態をご覧ください。
毎月の額は目標額と期間から逆算する
毎月いくら移すかは、目標額を貯め終えたい期間で割って決めます。たとえば目標額が91万円で、2年で貯める場合は月約3万8,000円、3年なら月約2万5,000円です。
毎月の額が家計に対して大きすぎる場合は、期間を延ばすか、固定費の見直しで捻出できる額を先に確認します。通信費や保険料など毎月同じ額が出ていく支出は、一度見直すと効果が続きます。
賞与や臨時収入は一部を充てる
賞与や臨時収入がある場合は、その一部を生活防衛資金に充てると、目標額に早く近づけます。全額を充てると、ほかの予定していた支出が回らなくなるため、あらかじめ割合を決めておくと迷いません。
同じ年代の貯蓄額の実態は30代の平均貯金額はいくら?中央値・年収別のリアルと効率的な貯金方法などの年代別の記事で紹介しています。
投資(NISA等)との順番|生活防衛資金を先に確保する
投資を始めるかどうかを考えるときは、生活防衛資金を先に確保しておくと、相場が下がった時期に投資資金を取り崩さずに済みます。金融庁が整理しているとおり、投資信託は預貯金より安全性が低く、値下がりしている時期に換金すると損失が確定します。
ITトレンドMoney編集部は2026年に、全国の個人1,969名を対象にWebアンケートを行いました。資産目標を決めていない1,479名のうち38.1%が、資産形成を始める上での不安に「まとまった資金がない」を挙げています(複数回答)。この層では最も多い回答でした。
生活防衛資金が貯まるまで投資を一切しないか、少額の積立と並行するかは、家計の状況によって判断が分かれます。並行する場合も、投資に回す額は生活防衛資金の積立を優先したうえで残る額にとどめると、急な出費で投資を取り崩す事態を避けやすくなります。
調査の詳細は【独自調査】老後資金いくら必要?1,969人の資産目標と安心額の実態をご覧ください。
生活防衛資金のよくある質問
Q. 生活費の何か月分を貯めればよいですか?
一律に決まる月数ではなく、働き方と使える公的給付によって変わります。「3〜6か月分」という数字が紹介されることもありますが、自分に当てはめて確かめる必要があります。会社員は、雇用保険の基本手当や健康保険の傷病手当金が始まるまでの期間と、給付額が支出に届かない分を足して考えます。自営業・フリーランスは、加入している制度の給付の有無を確認し、ない分を手元資金で備える前提で考えます。
Q. 生活防衛資金は普通預金に置いておけばよいですか?
すぐ使う分は、いつでも引き出せて元本が減らない普通預金が向いています。生活費とは別の口座にしておくと、使い込みを防げます。目標額を超えた分は、定期預金や個人向け国債に分ける方法もありますが、換金の条件を確認してから選びます。
Q. 生活防衛資金をNISAで運用してもよいですか?
NISAで買える投資信託などは値動きがあり、元本が減ることがあります。急に必要になった時期に値下がりしていると、損失を確定させて換金することになるため、生活防衛資金とNISAの資金は分けておくと安心です。
Q. 失業したら、基本手当はすぐにもらえますか?
求職の申込み後、失業の状態にある7日間は待期として支給されません。正当な理由のない自己都合で離職した場合は、さらに給付制限の期間があります。離職日が2025年4月1日以降なら原則1か月です(5年間に2回以上の自己都合離職で受給資格決定を受けている場合などは3か月)。支給が始まってからも、失業の認定は原則4週間に1度で、認定日から通常5営業日で振り込まれます(休日や年末年始をはさむと遅れることがあります)。
Q. 生活防衛資金を使ってしまったら、どうすればよいですか?
使った分を把握し、先取り貯蓄の額や期間を見直して補充します。生活防衛資金は使うために貯めるお金なので、緊急時に使ったこと自体は想定どおりです。収入が戻ったら、目標額まで戻す計画を立て直します。
まとめ|生活防衛資金は自分の働き方と公的給付から決める
生活防衛資金の額は「月の支出×必要な月数」で決まり、月数は人によって違います。会社員は、基本手当や傷病手当金が始まるまでの期間と、給付で足りない額から月数を組み立てます。
自営業・フリーランスは、会社員向けの給付を前提にせず、加入している制度の給付の有無から考えます。置き場所は、すぐ引き出せて元本が減らない普通預金を中心に、生活費とは別の口座で管理します。
次のステップは、直近3か月の支出を固定費と変動費に分けて書き出し、ハローワークや加入している健康保険で自分の場合の給付の条件を確認することです。
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出典(公的機関):ハローワークインターネットサービス「基本手当について」「雇用保険の具体的な手続き」「基本手当の所定給付日数」「雇用保険について よくあるご質問」、全国健康保険協会「傷病手当金」、預金保険機構「保護の範囲」、財務省「個人向け国債」、金融庁「NISA特設ウェブサイト」
出典(調査):ITトレンドMoney編集部 独自調査(各調査の概要は本文に記載)
免責事項:本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の勧誘や推奨、投資助言を行うものではありません。掲載している公的制度の内容は記事執筆時点(2026年9月)のものであり、制度改正により変更される場合があります。給付の条件や額は個人の状況により異なるため、ハローワーク・加入している健康保険等の窓口で最新情報をご確認ください。最終的な判断は、お客様ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。

